あの『泪橋』が創業の地に帰って来た!
突然の閉店から九年。
その間の経緯については、
店内にも掲示されている。
以前とは異なり路面店ではなく、
路地に入った場所。
『和市』の隣になる。
一応、一ヶ月半前にオープンの新店としておこう。
店内は壁に向いた七席のカウンター、
奥には四人掛けと一人掛けのテーブルが複数卓。
12:50の入店で先客は七。
その後、食べ終わって出るまでの来客は一。
券売機は入り口右手。
食したのは、
マンモスラーメン。
値段は900円。
食券を渡すと
「ニンニク入れますか?」の声掛け。
これは、まんまの意味なので、
抜きでお願いする。
そこから5分ほどの待ちで供された一杯。
モヤシの上にはたっぷり、
かりかりの鰹節。
イイ感じに盛り上がっている
太目のモヤシはしゃきしゃき。
鰹節と併せ、スープも掛け回しながら
八割ほどを食べる。
そこから天地を返して現れた麺は、
やや細、ストレート。
表面は粗め、芯は太く白濁。
ぽくぽくな食感で麦の旨味が滲み出す。
口いっぱいに頬張ると
それだけで多幸感。
量は200gほど。
スープは豚骨醤油。
重そうな色味も、それほどの強さにはなっていない。
醤油の鹹さは深いし、豚の出汁も良く出ている。
これに鰹節が合う。
六割ほどを飲んでしまう。
豚は大人の手の大きさ、
5㎜厚のロース肉が一枚。
濃い目の醤油味が付き、
箸で持ち上げるとほろりと崩れる。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
食べ終わるまでに7分ほど。
懐かしい記憶が蘇える一杯。
《まぜそば》《醤油》《ブラック》と、
他のメニューもラインナップされているから、
何回か通ってみるかな。