RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

なすや@大門 2022年10月28日(金)

流浪の店とでも言ってしまいたい。

椎名町】~【新橋】~【恵比寿】~【大門】~【大門】と移動。
情報を掴んで行く機会を伺っていると、
何時の間にか移転の繰り返しで。

漸く、この地で落ち着いたと見ても良いのだろうか。
一応、二週間前にオープンの新店としておく。

とは言え、前回足を向けた時には、

あろうことか店内工事中で臨休にぶち当たり、
つくづく縁が無いなと嘆息したのも事実。


でも今日はね、

遠くからでも見える幟が掲げられ、
A看板も出されている。


場所は『中国酒家 貘』の
道路を挟んで斜向かい地階。
自分にはなじみのあるエリア。

店内は厨房に向いたストレート六席のカウンター。
二人掛けのテーブルが五卓

11:10の入店でイの一番。
その後、食べ終わって出るまでの来客は一。


オーダーは入り口右手のカウンターで直接、前払い。
商品の出し口と、食べ終わって後の下げ口も兼ねている。

食したのは、
油そば+麺大盛。
値段は900円。

ランチタイムは大盛り無料と書かれている。

1番の番号札を(念のため)渡されるが、
まぁ間違えようが無いわな、この客数じゃ。


オーダーから4分ほどの待ちで供された一杯。

随分とちんまりとした丼に入っている。


玉子焼きが入っている店はままあるけれど、
出汁巻き玉子は珍しい。
ちょっとだけ甘めの味付け。


メンマはしゃくしゃくの食感。

青菜と山くらげも入っており、
共に漬物のような味わい。
やまくらげはコリコリしている。

鳴門も一片、の の字に置かれている。


チャーシューはトランプ大と
花札大のロースが各一枚。

部位と調理の仕方が異なるよう。


麺は細、縮れ。透明感があり
表面はつるつる。

するっと啜れ、やや軟らかめの茹で加減でしんなり。
ぷっつりとした噛み心地。

そして量が十分に多い。200gは超えているかと。


スープは透明度の高い清湯醤油。
表面には少量の油がきらきら輝く。

熱々を口に含むと塩味は強め。
が、野菜の軽い甘味と、
プラス乾物魚介だけで炊いたとは思えぬ
まろやかな厚みがある。


評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。


気持ちがほっと暖かくなるような
優しい味わい。

好きだわ、この一杯。