RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

武田流 古式カレーライス 支那そば インディアン 本店@蓮沼 2022年12月30日(金)

【蒲田】近辺での、もう一つの未訪店。
なんてったって、ウリが《カレー》だし(笑)。

蓮沼駅】からは【多摩通り】を【蒲田】方面に、
三つ目の角を左折し、50mほど歩いた左手。

でも自分は、カロリー消費と交通費の節約を兼ね、
【蒲田】から徒歩で。10分ほどの行程。


店内は厨房を囲むL字型四席のカウンター。
二人掛けと四人掛けのテーブルが各二。

11:05の入店で先客は九。自分が入って
残りは一卓に。

その後は続々の来客で、店内待ちも含め十名以上の並びに。

後述の理由から回転はあまり良くないので、
いいタイミングで来れたな、と
胸を撫で下ろす。


オーダーは各所に置かれたメニューを見て直接、
会計は食後に、店奥のレジで。

食したのは、
支那そばと半カレー。
値段は1,200円。

四杯を一ロットのマックスとして作っているようで
15分の待ちで、先ずはラーメンが供される。


スープの透き通り方が半端ない。
表面に油は見えるものの、
麺が無ければ丼の底まで見通せそうな透明度。


チャーシューは大人の掌大、5㎜厚のロース肉が一枚。
軽く味も染み、ほろりと軟らか。
とりわけ脂の部分がじんわりと旨い。


1/4に切られた小さめの茹で玉子が入り、
黄身の茹り加減は上々。

メンマは薄味でしゃくしゃくとした歯応え。

青菜が一つまみ。随分と綺麗に盛られている。


麺は細、軽く捻じれ。
透明感あり、表面はつるんとしている。
ずるっと啜れば軟らかめで、ぷっつりとした噛み応え。

量は100gちょっとか。

「菅野製麵」の大きな札が店頭に置かれている。


スープは魚介系の淡麗塩。
その透明度の高さからも判るように、
ガッと来る旨味や鹹さは無い。

最初は物足りなさを感じるも、
次第に素材の旨味が舌の上に日向の様に広がり、
思わず、はぁ~っと吐息が出てしまう。

画竜点睛の揚げ葱を追いかけ
七割方を飲む。


カレーは遅れて到着。

店主さんが厨房から、食の進み具合を確認し、
合わせて出しているよう。

焦げ茶の滑らかなルーが美しい。
具材は肉片が一つのみ。

「新米」と書かれているご飯と合わせて食べると、
苦味と香ばしさ、どっしりした旨味の後に
スパイシーさが鼻に抜ける。

そして、思ったほどは辛くない。
しかし、食べ進めるに連れ、胃の辺りがほかほかとしだし、
次第に額や首筋に汗が滲んで来る。

辛さが無い割には、凄い効用。
貪るように食べ進め、先にサーブされた人達を軽く追い越し
食べ切ってしまう。


評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。


勿論、カレーとの合わせ技で。

今迄来なかったことを著しく後悔した。