RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

Jikasei Mensho@渋谷パルコ 2022年1月2日(木)

年明けの第一週は、営業する店・しない店がまちまちで
選ぶのには例年苦慮するのだが、
年末に『庄野』さんのTwitterを確認すると
標題店は2日から営業とのことで、
前回時間が合わなかったこともあり、
足を向ける。

場所は【PARCO】地階の
飲食店街の一角。

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店内は厨房に向いたストレート六席のカウンター、
六人掛けのテーブルが二ヵ所、
二人掛けのテーブルが二卓。


11:45の入店で先客はゼロ。
レシートの番号を確認すると
自分が口開けのよう。

しかし、その後は続々の来客で
招き猫になった塩梅。

食べ終わって出るまでの来客は八。


オペレーションは完全セルフ。

卓上のタッチパネルでオーダー、
番号のコールで受け取り口まで行き、
食べ終えれば下げ口に食器を戻し、
カウンター前の精算機で現金で支払いをする。

店員さんは一切手を出さず、
このご時世ではアリも、
ある意味、融通が利かぬとも言える。


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食したのは
醤油らぁめん+味玉。
値段は850+110で960円。


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割り箸やコップは頭上に置かれているのだが、
その案内が目線よりも上にあるので、
ちょっと戸惑ってしまう。


発注から5分ほどの待ちで番号を呼ばれ、
いそいそと取りに行く

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ほう。折り目正しい《中華そば》の見た目。


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チャーシューは花札大、薄めのロース肉が三枚。

軟らかい一方、やや良くない臭いがする。


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海苔一枚は短冊大、香りが良い。


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その下には小口切りの葱、
軟らかく茹ったホウレン草が一つまみ、
それにメンマ。

メンマは太い拍子木状。
しゃくしゃくした歯応えに胡麻油が香る。


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トッピングの玉子の表面は軽く色付き、
半分に割れば黄身はとろりと流れ、
出汁の沁み具合も良好。


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麺は中、やや細、縮れ。
強く揉み込まれ
散在する茶色い粒子の部分が無骨に舌に当たる。

しかし表面は滑らかで
ずるっと啜れば芯にはコシ、
もっちりとした噛み応え。

量は100gちょっとか。


スープは豚骨醤油で
透明感のある清湯。

一口啜れば、昔懐かしい味がする。

鹹さも抑えめ、尖りも無いし
出汁の主張も強過ぎず、
罪悪感を持たずにかなりの量を飲めてしまう。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


とは言え、値段を勘案すると
諸手を挙げて満足とはいかぬのだが。