『一寸星』の跡地に、一年半ほど前にオープンした{G系}のお店。
場所は【権之助坂】の三叉路になっているあたりで。
隣の うなぎ屋さんは変わらずも、
この場所は数年タームで入れ替わっている印象。
軒先には「三河屋」と「村上朝日」の麺箱が置かれており、
メニューによって使い分けているのかな、と思う。
店内は厨房に向いた六席と
壁に向いたストレート三席のカウンター、
四人掛けのテーブルが二卓。
11:10の入店で先客は二。
その後、食べ終わって出るまでの来客は四。
券売機は入り口左手。
食したのは、
小汁なし豚2枚(麺240g)。
値段は850円。
コールは食券を渡すタイミングで。
券売機の上に「汁なしの冷やしできます」と書かれていたので、
これ幸いとお願いする。
野菜の増しは不可の様なので、脂の増しを、
併せて辛ニラとニンニクは不要の旨を伝える。
「冷たい麺に脂は合いません」と返されたが、
元々、麺と混ぜる気持ちはさらさらなく、そこはムリに押し切ってしまう。
13分ほどの待ちで供された一杯。
野菜は思いの外、盛り上がっている。
茶色い脂もイイ感じに掛かっている。
葱とフライドオニオンのたっぷりトッピングが嬉しい。
野菜は100%モヤシ。
ほの温かくしゃき感の残る茹で加減。
たっぷり脂を混ぜ、わしわしと食べ進める。
軽い鹹さと甘さと、大蒜の香りが食欲をブースト、
八割方を食べてしまう。
とは言え、元々それほどの量ではないのだが。
麺は中、縮れ、表面は滑らか。
冷やしとは書かれているけど、ほの温かい。
野菜も併せて、脂増し用に調整してくれたのかな。
だとしたら嬉しいが。
かなりごわごわの食感で芯には微かに粉っぽさ。
麦の味が滲み出す。
量は確かに250g弱。
味付けはかなり薄めで、
出汁感も醤油感もあまりなし。
水切りが緩かったのか。
それとも元々こうしたチューンなのか。
一方で、旨味は強いが(笑)
食べ終わった後で、かなり汁が残ったので、
おそらく前者かな。
食べる罪悪感はないものの、ワイルドさには欠ける。
豚は子供の掌大、2㎝厚のバラ巻が二枚。
醤油がたっぷり沁み込んで、かなりしょっぱい。
脂も適度に落ち、少しぱさ気味も、
箸や歯はすっと通る。
評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。
食べ終わるのに7分ほど。
野菜と脂は美味しかったので、
非乳化タイプであれば、汁モノはそこそこイケるんじゃないか。