今年の4月に『ajito ism』が【新宿】に出した二号店は
行こうと思っている間に仕舞ってしまい、こちらに移転、再オープン。
半年弱での変わり身は、件の物件の前を通る度に
こんな奥まった場所じゃあ判り辛いなと思っていたことも事実。
何時覗いても閑散としてて、本店@大井町の賑わいが嘘の様だったし。
で、標題店。【聖橋口】に出て右手へ十歩ほどでもう着いてしまう。
ただ『魂心家』の地階なので、やはり判り難いよね。
急な階段を下りた先には券売機、
店内は厨房を向いたストレート八席のカウンター。
11:25の入店で先客は一。その後
食べ終わって出るまでの来客は七。
食したのは、
油そば(塩バター)中。
値段は890円。
並・中は同料金で各250・300gの各表示。
常なら迷わず 大 を選択も、体重増が気になる今日この頃。
あまり効力はないかもだけど50gを我慢し 中 でお願いする。
食券を渡してから8分ほどで
白木の四角い盆に麺の入った丼、スープの入った碗、
粉チーズの入った小鉢がセットされ供される。
かなり美しい盛り付け。
横から見てもこんな具合。
品の好い{G系}とでも表現しようか。
野菜も多種がたっぷり。
豚は子供の掌大、2㎝厚のバラ巻が一枚。
軟らかく口当たりも上々も、少々脂がしつこい。
もっともこれは混ぜ込まずにそのまま食べたからかもで
それを意識した処理なのかもしれない。
カウンターに貼られた指南書には、
先ずは兎に角撹拌しなさいと書かれているので
その言に従い、実行した結果。
麺は中、厚みある平、強く捻じれ。
芯まで万遍なく茹り軟らかめ。もちもちとした噛み応え。
食べ終わった時にはまだまだ余裕も、後でお腹がずしっと重くなる。
生パスタ用の小麦を使用との蘊蓄だけど、その影響かしら。
味付けはバターと塩で超シンプル。
でも食べ飽きることはない。
時として胡椒のピリさが良いアクセント。
中途、添えられていた粉チーズをふり入れて
濃厚さを加味する。
ランチタイムは「〆の豚ライスボールが無料」とあるので
麺をたいらげたあとで店員さんにお願いする。
一旦、器を渡して戻された後には、
ディッシャーで纏められたご飯が一玉。
最初はそのまま、次に残ったタレを混ぜて、最後は
粉チーズを振り掛け、綺麗に掬いきる。
スープはややクセのある醤油味。
そのままぐびぐびと完飲。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
万人向けにチューンされた一杯。
本店でひと昔前に食べた《つけ麺》、移転後の《ピザソバ》ほどの
振り切り感はないなぁ。