RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

金蠍@神谷町 2015年4月22日(水)

先月末にできた新店。
場所は【3番出口】から【芝公園】方面に100mほど下った左側。

以前は生パスタを供する店で、
前を通る度にミートソースの良い香りがし、
客もそこそこ入っていたのに、短期間での廃業は意外。
そのまま時流に乗って、すいすい行くかと思ってたんだが。


標題店は『紅蠍』からの三店目。
ドミナント戦略だろうか、
本店も直線距離で数百メートルしか離れていない。

夜、店の前を通ると、
決まって「本日は売り切れ仕舞い」のプレートが掛かっていたので、
何時いけるかなと、機を待ってはいた。

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店内はストレート七席のカウンター。
ほぼ居抜きのよう。そ~言えば前の店も
赤を基調にした構えだったのよね。

11:17の店頭着で先客は一。
その後、食べ終わって出るまでの来客は三。

券売機は店の奥。

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食したのは
金蠍風まぜそば+大盛り。
値段は820+100で920円。

カウンター越しに食券を渡すと、
「ライスお付けしますか」と声が掛かるが、
麺を大盛にしたのでちょっと自重。


七分ほどで、「よくかき混ぜてお召し上がりください」と
大きな平たい赤っぽい器と、
温玉の入った白い小さな器が供される。

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成る程、出される前にボウルの中で入念に混ぜていたので
なぜに?と思ったんだが、温玉が付くのね。

麺の上部には分葱、肉味噌と刻み海苔。
魚粉も見え隠れする。


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麺は中太、やや平、縮れ。
量は300gくらいだろうか。

表面はやわやわとし、若干絡み易い。
むっちりした歯応えは、硬めの鍋焼き饂飩のようで
好きだな、この食感。


肉味噌は
辛味が無いタコスソースみたい。

マイルドな醤油の旨味で、これは
辛いのが苦手な自分でも、するすると食べられる。


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中途、カウンター上に置かれている花山椒を
三掬いほど投入、味変を試みる。

途端に金属っぽい痺れが
舌の上にさっと広がる。
悪くない、悪くない。


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具材はサイコロキャラメル大の角煮が数個。

しっかりと噛み応えもあるが脂肪はとろとろ。
濃い味付けで、昔大好きだった、鯨肉の佃煮の味を思い出した。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


たれが少し余ってしまったので、
残しておいた角煮を使い綺麗に拭い取ったが、
全体的な量の塩梅からも《小ライス》は必須かも。