RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

SIMON & GARFUNKEL@東京ドーム 2009年7月10日(金)

16年ぶりの来日と謳っている。
1993年か・・・・。この時は行けなかった。
その前、1982年は、今は無き後楽園球場で、
バックスタンドから豆粒大の二人を観ていた。

当日券が若干ありますとの告知が朝刊に出ていた。
場内は成る程、ぎっしりと埋まっている。
二階席上方に空いているブロックが若干見受けられる程度で、
事前のSOLD OUTの告知も頷ける。

客層の年齢がかなり高い。
平均で50以上なのでは。
70歳くらいの夫婦連れもかなり見受けられる。
お父さんが、子供と一緒に座っている図は、微笑ましい。


公演はこの60年の世界情勢と、彼ら二人の歩みを同時に俯瞰できる
オープニングムービーが事前の煽りで、
19時少し過ぎにスタート。

舞台中央に二人だけで立って、スポットがあたる。
この時はビジョンも使用されず、いやがおうでも視線が集中する。

まずは〔Old Friends〕でスタート。
約20年ぶりの日本のオールドフレンドに語りかけるのと同時に、
二人のことを言っているんだとわかる。
一転して〔Hazy Shade of Winter〕〔I Am a Rock〕と
ノリの良い曲を続ける。

ポールの声は意外と変化を感じないが、アーティは
やはり以前のシルクの様な声ではない。
しゃがれて、少しハスキーがかっている。
高い音も出にくくなっている。
でも、ハーモニーは昔のままだ。美しい。

途中、ポールが学生の時に作った〔Hey Schoolgirl〕や
アーティが大好きだという〔Be Bop A Lula〕を挟み、
〔卒業〕のVを流して〔Mrs Robinson〕。

ソロを互いに幾つか唄い、
久しぶりの新曲と(当時)話題になった〔My Little Town〕から
〔Bridge Over Troubled Water〕。
この流れが二人の関係そのままで感涙もの。
しかし、〔Bridge Over Troubled Water〕は、アーティが唄ってこそ
だよな。彼もここぞとばかりに声を振り絞る。

ここで一旦退場。
まだ、唄っていない曲はなんだっけと考えていると・・・・、
うん、アンコールは〔Sound of Silence〕と〔The Boxer〕。
で、当然のことながら、場内は総立ち。
ノリノリです。

「アリガトウ、トーキョー」の声を残し、再度退場。
ここで、会場を後にする人多数。
しかし、場内のライトは消えたまま。
鳴り止まない拍手。

と、しばらくして、再び二人が現れて・・・・。
あれっ?まだ演って無い曲あった?
あっ!〔Cecilia〕
そして、場内は再び、手拍子と歌声の坩堝。
メンバー紹介の後、今度こそ本当のフィナーレ。

計25曲。終了が21時少し過ぎなので、
正味二時間。
でも密度の濃い一時だった。
構成も含め素晴しい時間だった。
大満足。