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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

GLOBAL NEW ART@損保ジャパン東郷青児美術館 2011年8月6日(土)

サブタイトルは「現代アートをもっと楽しむために」。
また「タグチ・アートコレクション」とも併記されている。

一般の入場料は1,000円だが、
以前、ディスカウンターで500円で見かけた時に購入済み。

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当日は、かなりの暑さのためか、場内の入りは、
さほど多くない。
ゆるりと鑑賞できる。
それにしても、若い客が多いなぁ。


1階も含めて、
総展示数は五十弱。
場内には、今回のコレクターである
タグチ邸の一部も再現されたコーナーも設営されている。


展示自体も、作家の写真・簡単な来歴・作品の解説、
が貼付され、頗る丁寧なつくり。
標題通り「もっと楽しむため」の工夫と見受けられる。

そんな中でも嬉しかったのが、
加藤美佳』の〔マスカット〕。
事前調査を全然せずに訪問したので、
此処で御目に掛かれるとは思ってもいなかった。
更に作家自身の写真も、実は初見。
へぇ、こんな、御尊顔だったのですね。

当然のことながら
『ウォーホル』『ヘリング』『リキテンスタイン』と言った、
一目で直ぐ作者が判るキャッチーな作品も多く、
「おお、これこれ」と単純にトクした気分を味わえるし、
『オピー』に至っては、(昨今流行の)3Dを2008年に手掛けている素晴らしさ。


また、『ヴィック・ムニーズ』の、作品は勿論のこと、
ゴミを使ったアートにより得られた収入を、
その登場人物に還元する社会貢献の姿勢も素晴らしく、
1階で見られる、作成時のVTRを見れば、
更にその想いを強くする。


色んな意味で、「アート」が身近になる仕掛けが満ちている、
若年層にも、是非行ってもらいたい。