RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

Kawaii 日本美術(二回目)@山種美術館 2014年2月22日(土)

と、ゆ~わけで
土曜日の昼下がり、
予告通りに行って来た。

館内に入ると、当日券を求める長蛇の列。
端から端まで、二列が往復し、
館員が「チケットをお求めの方は最後尾にお並び下さい」と
声を嗄らしている。

「既に入場券を持っている人は
そのまま入っていいんですね?」と確認するついでに、
中の混雑具合を聞いてみると
「かなり人で一杯です」とのことで、ま
想定通り。


もう一枚の招待券を使い、さっくりと中へ。

しかし、場内は驚愕の状態。
人がひしめきあっている。

うわ~、想像以上だな。


で、この源泉は勿論〔樹花鳥獣図屏風〕で、
その前だけが高濃度に人が集まっている。
それも、硝子にくっつく様に。

「少しづつ左の方へお進み下さい」と
館員さんが声を掛けるが、遅々として進まず、
益々滞留する。


で、自分はと言えば、展示ケースから1mほど離れ、
他人をやり過ごしながら、ゆったりと拝見する。

見えているのはパーツではあるけれど、
升目描きの面白さを味わうのは、
これくらい距離をとった方が、いいんじゃあないか。


更に、後期限定の何点かを、
例えば『狙仙』の〔猿図〕等は、
その前に人は全くおらず、余裕をもって鑑賞する。


何とも皮肉なハナシではある。