館内に入ると、当日券を求める長蛇の列。
端から端まで、二列が往復し、
館員が「チケットをお求めの方は最後尾にお並び下さい」と
声を嗄らしている。
端から端まで、二列が往復し、
館員が「チケットをお求めの方は最後尾にお並び下さい」と
声を嗄らしている。
「既に入場券を持っている人は
そのまま入っていいんですね?」と確認するついでに、
中の混雑具合を聞いてみると
「かなり人で一杯です」とのことで、ま
想定通り。
そのまま入っていいんですね?」と確認するついでに、
中の混雑具合を聞いてみると
「かなり人で一杯です」とのことで、ま
想定通り。
もう一枚の招待券を使い、さっくりと中へ。
しかし、場内は驚愕の状態。
人がひしめきあっている。
人がひしめきあっている。
うわ~、想像以上だな。
で、この源泉は勿論〔樹花鳥獣図屏風〕で、
その前だけが高濃度に人が集まっている。
それも、硝子にくっつく様に。
その前だけが高濃度に人が集まっている。
それも、硝子にくっつく様に。
「少しづつ左の方へお進み下さい」と
館員さんが声を掛けるが、遅々として進まず、
益々滞留する。
館員さんが声を掛けるが、遅々として進まず、
益々滞留する。
で、自分はと言えば、展示ケースから1mほど離れ、
他人をやり過ごしながら、ゆったりと拝見する。
他人をやり過ごしながら、ゆったりと拝見する。
見えているのはパーツではあるけれど、
升目描きの面白さを味わうのは、
これくらい距離をとった方が、いいんじゃあないか。
升目描きの面白さを味わうのは、
これくらい距離をとった方が、いいんじゃあないか。
更に、後期限定の何点かを、
例えば『狙仙』の〔猿図〕等は、
その前に人は全くおらず、余裕をもって鑑賞する。
例えば『狙仙』の〔猿図〕等は、
その前に人は全くおらず、余裕をもって鑑賞する。
何とも皮肉なハナシではある。