中央区まるごとミュージアム2014 2014年11月2日（日）

本日限定一日だけ、
区内全域で開催されているアートイベント。

寡聞にして知らなかったのだが、
恒例の行事らしいのね。

事前にパンフレットを入手し、
行く場所を絞り込み、効率良く巡回する。

無料の交通機関も運行されているようだが、
時間も当てにならないし、
なによりも当日は、街宣車とそれを規制する警官が多く出張り、
凄い渋滞だったから、徒歩が確実だね。

訪問先は以下の三つ。

”第10回銀座あおぞらDEアート”＠泰明小学校校庭

正直、これが一番良かったかも。
校庭のランニングコースを囲むように
小さいブースが設営され、作家さん達の作品が並べられ、
即売。

数が多いから確率的にアタリも多いし、
事実幾つか気になったモノがあったし。

”THE MIRROR 特別展示”＠THE MIRROR／名古屋商工会館

実際は一階の
”博物館明治村開村50周年記念「デザインの黎明」”だけが無料鑑賞可。

それでも、歴史の教科書には必ず出て来る『鹿鳴館』で実際に使われた、
または宮廷の家具が展示され、
加工の妙、螺鈿や象嵌、蒔絵の美しさ、彫の精巧さには
ついつい見入ってしまう。

お金と、手間暇を惜しまなければ、こんなにも素晴らしものが
できるんだね。

"銀座奥野ビル306号室プロジェクト企画展"＠奥野ビル

ビル自体は平時でも来るモノを拒んでいるわけではない。
ギャラリーや会計事務所などが雑然と入居している。

それにしてもエレベーターを含め内装が凄いわ。
レトロの一言で片づけるには、
あまりにも簡単過ぎる。なにせ昭和七年の竣工だものな。

七階までゆっくりと階段を昇り、
反対側からそろりと降りて来る。

ドアからチラ見えする内装は、
かなり手が入っている部屋が多いけど、
共有スペースは、多分、大部分が往時のまんま。

自分達の親が生まれた頃の日本のモダンは
今更ながらに古びてないと思う。

これは来年も楽しみかも。