封切り三日目。
で、入場者の99%は女性(しかも平均年齢低いし)。
ちらほらと見かける男性は女児を引率する父親、
または恋人に引っ張られて来た男性と思われ、
自分のようなおやぢが単身で観に来ているのは
ほんの五人程度(数えちゃいました)。
または恋人に引っ張られて来た男性と思われ、
自分のようなおやぢが単身で観に来ているのは
ほんの五人程度(数えちゃいました)。
恐るべし「ジェイ・ストーム」の威力。
そして本作は、珍しく原作を
ほぼ一年前に読んでいる。
ほぼ一年前に読んでいる。
書評に釣られたのだが、
ミステリーの要素をも取り込んだ
比較的な良作であるのは確か。
ミステリーの要素をも取り込んだ
比較的な良作であるのは確か。
なので、映画化時の煽りは
少々行き過ぎの感がある。
少々行き過ぎの感がある。
往時はとってもどんくさく、同級生のいじめの対象になっていた彼女が
美しく、しかもデキる女性に変貌したことに戸惑う『浩介』。
美しく、しかもデキる女性に変貌したことに戸惑う『浩介』。
やがて二人は付きあいだすのだが、
『真緒』はその謎めいた過去も含めて、
普通のヒトとは何かが違っていた。
『真緒』はその謎めいた過去も含めて、
普通のヒトとは何かが違っていた。
正直あまり期待せずに観に行ったのだが、
予想に反し、かなり良く出来た一本に仕上がっている。
予想に反し、かなり良く出来た一本に仕上がっている。
原作は『真緒』にまつわる幾つかの謎や
意味ありげな言葉・行動を積み上げ、
ラストに近付くと「成る程あれが伏線だったのね」と
判る手法を取っている。
本作はモンタジューを上手く重ねることで
それを無理なく展開している。
意味ありげな言葉・行動を積み上げ、
ラストに近付くと「成る程あれが伏線だったのね」と
判る手法を取っている。
本作はモンタジューを上手く重ねることで
それを無理なく展開している。
更には、彼女の浮世離れ常人離れした細かい仕草や言動も、
映像化されたことで、より際立つ効果も派生している。
映像化されたことで、より際立つ効果も派生している。
その意味で『上野樹里』のキャスティングは成功と言える。
全体を通して見れば、最初から最後まで
とっても甘いデザートを食べ通した造りではあるが、
これはこれでアリと思った。
とっても甘いデザートを食べ通した造りではあるが、
これはこれでアリと思った。
終映後に少女達が
「私、あと二回くらい観に来ようかな」
「○○ちゃんは、前売り三枚買ったってよ」
なる会話を交わしていた。
「私、あと二回くらい観に来ようかな」
「○○ちゃんは、前売り三枚買ったってよ」
なる会話を交わしていた。
一時だけスイートな世界に浸れると共に、
散りばめられた伏線を(原作を読まずに)拾い集めるには、
成る程、最低あと一回は映画館に来る必要、あるだろう。
散りばめられた伏線を(原作を読まずに)拾い集めるには、
成る程、最低あと一回は映画館に来る必要、あるだろう。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆。