封切り四日目。
席数154の【SCREEN1】の入りは満員。
「R15+」だけあって客層は
やや高齢にふれており、男女は満遍ない。
「R15+」だけあって客層は
やや高齢にふれており、男女は満遍ない。
非常時のマニュアルに従い
画を避難させた
オークショニアの『サイモン(ジェームズ・マカボイ)』だが
セーフティボックスの前には窃盗団のボス『フランク(バンサン・カッセル)』が待ち構えていた。
画を避難させた
オークショニアの『サイモン(ジェームズ・マカボイ)』だが
セーフティボックスの前には窃盗団のボス『フランク(バンサン・カッセル)』が待ち構えていた。
実は二人はグルで、最初から全ては仕組まれていた。
ところが、肝心の画を独断で、事前の打ち合わせとは異なる場所に隠していた『サイモン』は
『フランク』に頭を殴られた事でその間の記憶を無くしてしまう。
ところが、肝心の画を独断で、事前の打ち合わせとは異なる場所に隠していた『サイモン』は
『フランク』に頭を殴られた事でその間の記憶を無くしてしまう。
「どんでん返しの連続」などの、
本来の用法とは乖離した言葉の使われ方をまま見かけ、
本作を紹介する書き物でも「二転三転」と同時に
必ず文中にある様だが、
実際には「次々と新しい手札が切られる」とか
「さりげない伏線が後で大きな意味を持って来る」の言い回しが正しいのではないか。
本来の用法とは乖離した言葉の使われ方をまま見かけ、
本作を紹介する書き物でも「二転三転」と同時に
必ず文中にある様だが、
実際には「次々と新しい手札が切られる」とか
「さりげない伏線が後で大きな意味を持って来る」の言い回しが正しいのではないか。
題名にもなっている「トランス=催眠」になっている状態と
通常の状態の端境が(意図的に)曖昧で、登場人物達同様、
観客の側も虚と実の識別が次第に付かなくなり
目の前で展開されるシークエンスを
そのままの意味で捉えても良いものかと
疑心暗鬼に陥ってしまう。
通常の状態の端境が(意図的に)曖昧で、登場人物達同様、
観客の側も虚と実の識別が次第に付かなくなり
目の前で展開されるシークエンスを
そのままの意味で捉えても良いものかと
疑心暗鬼に陥ってしまう。
実際には、カットバックで挟み込まれる
短いシーンこそが真実で、
観終わった後に、「ああ、あそこが繋がると
理解に矛盾が無い」と、独りごちてしまう。
短いシーンこそが真実で、
観終わった後に、「ああ、あそこが繋がると
理解に矛盾が無い」と、独りごちてしまう。
ご都合主義的な、上手く行き過ぎな側面もあるのだが、
これくらいなら許容範囲。
これくらいなら許容範囲。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆。
百分程度の尺は、納得できる説明をするには
少々短かったかもしれない。
少々短かったかもしれない。
最後の方は、かなり急いた編集の印象。
あくまでもテンポを優先した結果かな。
あくまでもテンポを優先した結果かな。