RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

宇宙兄弟@109シネマズ川崎 2012年6月10日(日)

席数121の【シアター5】は九割方の入り。
封切り後一ヶ月以上経つと言うのに、
この状況は立派だ。

女性の2~3人連れが多いのは頷けるが、
お子様連れもちらほらと見かけるのは
個人的には以外だったのだが、
観終わった後の感想は「成る程ね!」


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幼い頃にUFOを見たことで、
共に宇宙飛行士を目指す
兄『南波六太(小栗旬)』、弟『南波日々人(岡田将生)』
の物語。

先に宇宙に出る弟を、兄が追うカタチで、
月での活動と『JAXA』での飛行士選考の様子が
併行して描かれる。


本作の成功の源泉は、徹底した現実感に拘ったこと。
JAXA』と『NASA』の全面的な協力のもと、
我々はそれらをリアルに感じられる。


漫画やライトノベルの映画化は
最近の流行ではあるものの、
功罪半ばする。

元々がヒット作なのだから、原作は素晴しいのは当然だが、
それが映像として定着した時に、
妙に嘘臭さを感じる場合がある。

最たる例が〔プライド〕。
原作はさほどでもないが、
映画になった途端に「こんな人間居るわけね~だろ!」と
妙に冷めた気分になってしまう。

成功例は〔天然コケッコー〕。
等身大の青春を描いた快作。


で、本作。
細部までの細かい作りこみと入念な取材により、
勿論、オハナシではあるものの、
感じさせる現実感は、半端ではない。


時間的には逆だけれども、
「自分達の後に続け」との
熱いメッセージにも聞こえる。
より若い人達にこそ、観てもらいたい。


追記-
実際の打ち上げを、射場の至近で見たことがある人の
話を聞いたことがある。
それは神々しいまでの情景であるらしい。
人生の一度で良いから、経験したいものだ。