RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

abandon / hope  david sylvian@スパイラルガーデン 2013年8月3日(土)3

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david sylvian』である。
直ぐにイコール『Japan』と、
特定年代の人には連想されるだろう。
それ程、一世を風靡した「イコン」であった。

その、『デイヴィッド・シルヴィアン』の写真展が
【スパイラル】で開催されていると聞けば、
これは駆け付ける。

自分も、そういった曰くを感じて訪問した一人
なのだが・・・・。

会場内はかなり閑散としている。
数少ない客は、彼を知っている年代の人と見受けられ、ただ
作品群を一瞥しては、怪訝そうな表情を浮かべ
足早に通り過ぎて行く。


相当数の写真が並べられ、多くはA4サイズの大きさ。
「ここに展示されている作品は販売可です」との
表示があるも、プライスは掲示されていない。
しかし、ほんの数点には緑丸シールが付されている。

エデイションは大体「3」なので
希少性はあるだろう。


ただ、そこに表現されているのは
常世界を切り取ったスナップ。
全ては風景で、人物は一切、捉えられてない。

そこから我々は、何を感じ取るか。
深い精神性か。
タイトル通り、捨て去れたモノの中に希望を見出すのか。

しかし、画面に納められた、
それ以上でも、それ以下でもない、
そのままの景色しか、迫って来なかったが。