席数190の【CHANTER-3】は満員。
封切り一ヶ月経とうとしているのにこの状況は
たいしたものだが、同館で上映されていた他の作品も
似たような混雑具合で、目当ての作品が満員だから、
評判も悪く無さそうな他作へ流れる、と言ったことも
起きているのかもしれない。
たいしたものだが、同館で上映されていた他の作品も
似たような混雑具合で、目当ての作品が満員だから、
評判も悪く無さそうな他作へ流れる、と言ったことも
起きているのかもしれない。

2004年12月の「スマトラ島沖地震」により発生した大津波により
離散してしまった欧米人(実は、この要件が本作のキモ)家族が
再び一つになるまでの顛末が描かれ、
映画の冒頭、(例によって)「真実の物語」であることの提示や、
エンドロールでは家族の実際の写真等も流され、
涙を振り絞る仕掛けが満載となっている。
離散してしまった欧米人(実は、この要件が本作のキモ)家族が
再び一つになるまでの顛末が描かれ、
映画の冒頭、(例によって)「真実の物語」であることの提示や、
エンドロールでは家族の実際の写真等も流され、
涙を振り絞る仕掛けが満載となっている。
とは言うものの、観終わっても素直に感動できない自分がおり
本当の悲劇や嘆きは、亡くなったしまった人達や家族を失ってしまった側にあり、
寧ろ、その方が大多数であっただろう。
本当の悲劇や嘆きは、亡くなったしまった人達や家族を失ってしまった側にあり、
寧ろ、その方が大多数であっただろう。
当該家族は欧米人であるというだけで特別な待遇を受け、
献身的に彼等を救おうとする現地の人達の行いは淡々と描かれ、
寧ろ家族が邂逅出来ないシチュエーションを作ることを助長しているかの様な描写は
観ていて不愉快にさえなる。
献身的に彼等を救おうとする現地の人達の行いは淡々と描かれ、
寧ろ家族が邂逅出来ないシチュエーションを作ることを助長しているかの様な描写は
観ていて不愉快にさえなる。
再び巡り合うまでの困難さが大きいほど、最後の感動も強くなるわけだが、
アリがちなすれ違いや、
他人に善を施すことで却って自分達が窮地に落ち込むシーンもステレオタイプで
ありきたりなエピソードが詰め込まれている。
アリがちなすれ違いや、
他人に善を施すことで却って自分達が窮地に落ち込むシーンもステレオタイプで
ありきたりなエピソードが詰め込まれている。
また、再会自体も、取って付けた様な偶然で、如何にもな造りには、
かなり鼻白んでしまった。
かなり鼻白んでしまった。
評価は☆五点満点で☆☆☆★。