封切り四日目。
席数201の【CHANTER-2】の入りは四割程度。
層はやや高齢に振れ、男女比は半々。
本数を多くこなしているからと言って、
必ずしも良い映画の観方ができるわけではない。
必ずしも良い映画の観方ができるわけではない。
が、経験が豊富であるほど、
色んな事が想起され、鑑賞に深みが出ることに間違いはないだろう。
色んな事が想起され、鑑賞に深みが出ることに間違いはないだろう。
標題作を観ていて、二つの作品を思い出した。
そう、実は本作は、
オトコの友情の物語なのだ。
オトコの友情の物語なのだ。
で、これが大当たり。
男臭く、しかし洗練された物腰の『フィオラヴァンテ』に
多くの有閑マダム達はメロメロで、二人の懐には大金が転がり込む。
男臭く、しかし洗練された物腰の『フィオラヴァンテ』に
多くの有閑マダム達はメロメロで、二人の懐には大金が転がり込む。
この恋と、二人のビジネスの行方は、一体どうなるのか。
いや~、楽しませて貰った。
『アレン』自身がそうである
ユダヤ人達の偏狭なコミュニティを徹底的に笑い倒し、
しかし、実は寂しいブルックリンのアッパークラスの住人に比べ
遥に暖かい気持ちに満ちている人々であることをさらりと見せ
ほろりとさせる。
ユダヤ人達の偏狭なコミュニティを徹底的に笑い倒し、
しかし、実は寂しいブルックリンのアッパークラスの住人に比べ
遥に暖かい気持ちに満ちている人々であることをさらりと見せ
ほろりとさせる。
監督した作品の数が少ない割には、妙味に満ちている。
そして最後には、二人の男の新しい友情が始まる兆しを見せ、
爽やかに幕を閉じる。
爽やかに幕を閉じる。
観客の側にさえ、小さな幸せが舞い降りて来そうだ。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆。
しかし、宗教的に際どい科白や場面を盛り込み、
本国での上映は問題なかったのだろうか。
本国での上映は問題なかったのだろうか。
他人事ながら、気になって仕方が無かった。