一般の入場料は500円。
計六人の作家の作品が展示されている。
会場内はさほどの混雑とはなっていないが、
展示内容はかなり濃密。
展示内容はかなり濃密。
中でも『嶋崎達哉』の一連の彫刻群、
分けても〔Donna 。。。。〕と題された
作品が素晴らしい(。。。。の箇所には色の表記が入る)。
分けても〔Donna 。。。。〕と題された
作品が素晴らしい(。。。。の箇所には色の表記が入る)。
材料は楠やヒバ。
ゆったりとしたプリーツのスカートを纏った女性が
足を前方に伸ばし腰かけている。
ただ、それだけ。
ゆったりとしたプリーツのスカートを纏った女性が
足を前方に伸ばし腰かけている。
ただ、それだけ。
が、膝や踝、肱の造形がもう真に迫っており、
薄い皮膚の裏に骨や関節までが内在しているようで、
木目さえ見えなければ、実物かと思えるほどの生々しさ。
薄い皮膚の裏に骨や関節までが内在しているようで、
木目さえ見えなければ、実物かと思えるほどの生々しさ。
眼つきの怪しい人間になって、
一体一体、睨めるように魅入ってしまった。
一体一体、睨めるように魅入ってしまった。
そして『児島新太郎』の計八点。
何れも女性が独り、画面の中央で様々な姿態を
魅せている。
魅せている。
空間にはマリンスノーの如き、
淡い白い発光体が乱舞し、
地面に降り積もる。
彼女等の衣装も、それと同化し判然とせず、
またはぼうと浮き出し、
肌だけがリアルに感じられる。
淡い白い発光体が乱舞し、
地面に降り積もる。
彼女等の衣装も、それと同化し判然とせず、
またはぼうと浮き出し、
肌だけがリアルに感じられる。
これも、じ~っと、食い入る様に
眺めて廻る。
眺めて廻る。
たっぷりの時間を取って。
きっちりと入場料分のモトは取れる充実度。
思わぬ拾いモノをした気分。
思わぬ拾いモノをした気分。