当該美術館のギャラリーを含め
一階全てを借り切っての展示会となっている。
会期は~今月の7日(火)まで。
一階全てを借り切っての展示会となっている。
会期は~今月の7日(火)まで。
そんな中での、目に付いた二点ほどを挙げると、
『吉田映美』の〔現実逃避〕。
アクリルを混ぜた、しかし正調な日本画。
上部に金魚が揺蕩空間で、
膝を抱えた少女が正面を見据えている。
魚の赤と少女の単色。
面立ちの好ましさと共に、
行き場の無い空疎さが迫って来る。
アクリルを混ぜた、しかし正調な日本画。
上部に金魚が揺蕩空間で、
膝を抱えた少女が正面を見据えている。
魚の赤と少女の単色。
面立ちの好ましさと共に、
行き場の無い空疎さが迫って来る。
『落合かおる』の〔BGM〕。
これも日本画の素材を使用している。
画中には二人の簡略化された人物。
赤い毛糸がカラダ中に纏わり付いている。
各々の耳にはイヤホン。
しかし、そのケーブルと毛糸は、
最早見分けも付かず、
傍目には絡め捕られている様にも見え、
しかしながら、互いに至福の瞬間を共有しているよう。
近寄って目を凝らすと、背景には
薄っすらと蜘蛛の巣様の矩形も散見される。
これも日本画の素材を使用している。
画中には二人の簡略化された人物。
赤い毛糸がカラダ中に纏わり付いている。
各々の耳にはイヤホン。
しかし、そのケーブルと毛糸は、
最早見分けも付かず、
傍目には絡め捕られている様にも見え、
しかしながら、互いに至福の瞬間を共有しているよう。
近寄って目を凝らすと、背景には
薄っすらと蜘蛛の巣様の矩形も散見される。
何れの作品も大作なのだが、
その空間を存分に生かし切るかどうかが
技量なのだろうな。
その空間を存分に生かし切るかどうかが
技量なのだろうな。