RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

さくら いろいろ@たばこと塩の博物館 2013年1月26日(土)

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本日が初日
例によって新聞に掲載された割引券を持参し、
半額の50円で入場する。

さぞかし場内は混雑だろうとふんでいたら、
あにはからんや、常時の1.2倍程度の入り。

要は、たいしたことないのだ。

ゆっくりと、余裕をもって、鑑賞できる。


サブタイトルには「館蔵浮世絵に見る」と、ある。
勿論、煙草盆等の工芸品も展示されているのだが、
本展の主役は「浮世絵」。

しかも、桜が取り上げられているものに限定されているので、
場内は、淡い桜色が横溢している。


全体は五つのコーナーに分けられ、
都内の桜の名所であったり
美男・美女であったり
楽しみ方であったり、と
テーマが設定されていて、わけても面白かったのは
お芝居=歌舞伎の一角。

当代の名絵師が、当代の名役者をものしている。
当然、画力は優れているわけで、
特徴と活写したそれらは、
二百年前の面立ちが、現代の役者達と特徴が酷似していることが
一目瞭然。
濃い血が営々と命脈を保っている証左である。

幸四郎』の鼻、
団十郎』の眼、
三津五郎』の顎。

当代を横に立たせたら、
おお、瓜二つ、と驚くだろうこと請け合い。
もう、吃驚だから!


それ以外にも、『喜多川藤麿』ではあるが、
珍しい肉筆画も拝見することができる。

また、1700年代のの揺籃期から
1800年代の爛熟期まで、
浮世絵の変遷を総覧できる良い機会でもある。


会期は~3月10日(日)まで。