RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

DOMANI・明日展@国立新美術館 2012年2月5日(日)

先月の21日(土)は臍を噛む思いをした。
この日は同館の開館5周年記念で、
全ての展示が無料。

当日に新聞で知ったのだが、
本展の前売り券は購入済みだったので、
まさしく後の祭りで、
「あ~あ」って感じ。

イメージ 1


しかし、ディスカウンターでの扱いも
著しく差がある。
一般の入場料1,000円に比して
最安180円~最高500円。
自分は数ヶ月前に300円で購入。

サブタイトルには
「未来を担う美術家たち」
文化庁芸術家在外研修の成果」
とある。
会期は~今月12日(日)。


今回の第一動機は『塩谷亮』。
模写を含め計十五点が展示。

古いものは2001年、
新しいものはここ二年の作。
個人や画廊蔵も多く、
今回ならではの内容か。

このように経年で並べられると、
技量の変遷が良く判る。

加えて、静物や風景画もアリで
バリエーションにも富んでいる。

しかし、同一のモデルさんを描いた作品が
少し離されて懸架されているのだが、
黒子の位置がきっちり一緒なんだよね
(当たり前か)。
二点の間を行き来し見比べると、
改めてぞくりとしてしまう。


次いで、『元田久治』。
ここでも観た廃墟が
計二十一点。
当該コーナーはそこそこ人が回遊しているのに、
一方で静謐な空気が漂っている。

技法は、リトグラフと油彩。
ただ、この人のテーマには、
前者の形式の方がより合致している気がするが・・・・。


特別展示
として、過去45回分から精選された作家の作品も展示されている。
『諏訪敦』の『大野一雄』を題材とした画からは
得体の知れない幽気が流れ出している。