RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

らーめん香月@恵比寿 2011年4月22日(金)

前回ここに行ったのは、
もう十五年以上昔のことになる。
当然、【駒沢通り】沿いの店は
そのかなり前からあるわけで、
数多の店が出ては消えていく中、
しっかりと地域に根をおろして
繁盛を続けている。

現状では二階にも店があるようだが、
自分が入ったのは一階。

13時半頃の入店で、
二十席程度のカウンターは、ほぼ満席。

人が出れば、また入ってくるの繰り返しで、
殆んど席が空いていない。
変わらぬ盛況ぶりだ。

御多分に漏れず、同店での【つけ麺】は、
以前は無く、昨年あたりから供されるようになったと
記憶している。
前を通る度に、機会を伺っていたわけだ。


イメージ 1

オーダーは直接。
会計は食後に入り口傍の
カウンター脇にあるレジで。

しかし、ここ、面白いことに
商品が出されてても、
伝票が置かれない。
訝りながら席を立つと、
注文をとってくれた人が、
会計担当に向けて、
通していた。

大層な記憶力。
『とんき』@目黒を
彷彿とさせるではないか。


食したのは、つけ麺/醤油・甘口/中盛。
値段は800円。
盛は同料金で、並145g、中290g、大435g。
味も、ミソ/醤油甘・辛から選択。
供され方も、熱/冷とあり、
全体の組み合わせは、相当のパターンになる。


平皿に載せられた麺は、中平ストレート。
表面は艶々でコシがあり啜り易い。
量もそこそこあり、これなら不満は無い。
万能葱と辛味噌が添付され、
試しにほんのちょっと舐めて見ると、
咽返るほどの辛さ。

つけ汁は豚骨系の醤油。色は薄め。
大振りの丼で、量も多い。
かなりさっぱりしており、仄かな甘味。
同店が売りにしている、ギトギトさは微塵も無い。
表面に脂も殆んど無く、大量の胡麻が浮いている。
若干拍子抜けだが、これは胃にはもたれないだろう。

中には大量のモヤシとメンマ。
それと、少量の短冊に切られたチャーシュー。

メンマは薄い色ながら上々の処理。
歯応えも善し。

チャーシューは、軟らかく、甘辛い
好みの味付けながら、量が少ないのは不満。

食べ進んで行くと、丼の底には
大量の挽肉と、おそらくスジか脂肪を揚げたもの。
成る程、通常の陶製の蓮華と共に、
金属製の穴開き蓮華が添付されていた理由は
此処にあったのだな。

食べ終わる頃を見計らった様に、
陶製のゴブレットに入った割りスープが出される。
注いで味わえば、思わず、「ほうっ」と息が出る。


評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。
濃厚な豚骨魚介系が隆盛の中では、
一服の清涼剤に近いか。

また、店の人の心遣いも、
ちゃんとしている。