二酸化炭素温暖化説の崩壊：広瀬隆～読了

それにしても、去年末～今現在までの
寒さは、何としたことだろう。
三月末になっても、日中の最高気温が
十度を下回る日が続いている。

「地球は温暖化しているんじゃあ
なかったんかい！」と、
つい周囲にも語ってしまうわけだが、
この本、

巷間言われている「二酸化炭素の排出量が増えているから、
地球が温暖化している」という説を真っ向から否定している。

勿論、似非科学的な言説では無く、
豊富な資料をベースに持論を展開しているわけで、
これがかなりの説得力。

で、「世界的には多数派で無い当該説を、
今でも信憑性があるように報じ続ける日本のマスコミ」に
ある特定の意図が働いているという考えは、
こちらに帰結しているわけだ。

〔東京に原発を！〕

なんとも刺激的なタイトル。
「そんなに（原子力発電が）安全ならさぁ、
何で東京に作んないわけ？」との
問題提起。

今から三十年も前に作者が描いた恐怖に、
まさか我々が直面することになるとは
思いもしなかった。

〔危険な話〕

こちらもあわせて読めば、
少なくとも知識（だけ）は倍増。
陰謀臭い記述には、若干鼻白んでしまうけどね。

〔ジョン・ウェインはなぜ死んだか〕

また、謎解きの要素も兼ね備えた
こちらも読んで置けば、
『広瀬隆』の放射能関連は画竜点睛だろう。