RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

十割そば天ぷら 相馬庵@川崎 2025年7月6日(日)

蕎麦屋}だが、ラーメンも供する店と聞いてやってきた。

場所は【西口通り】沿い。
創業二年と若いものの、ファザードは重厚。

店内は厨房の方に向いたストレート十二席のカウンター。
四人掛けのテーブルが五卓、二人掛けが一卓。

12:40の入店で満席。
店内待ちが二名。

が、回転は良く、ほんの3分ほどで着席。

その後も来客は続々。
店内待ちがひきも切らぬ状態。


オーダーは各卓に置かれたメニューを見て直接。
会計は食後に入り口前のレジで。

食したのは
蕎麦屋の中華そば+大盛り。
値段は1,155+319で1,474円。

並盛では足りぬだろうと、
値段を聞かずに大盛りをオーダーしたが
結構な金額だったのね。


蕎麦とは異なる工程のためか、
8分ほどの待ちで玉丼に入った一杯が供される。

海老天は蕎麦屋の矜持か。
それが無ければ普通のラーメンだが。


その海老天、ぴんと伸びて筋が通っている。
衣はさくさく、中の海老は太くぶりぶり。
共に火の通りは申し分なし。
美味しい。


白葱は多め。

ホウレン草も多めで軟らかいが、
仕込みはちゃんとしており、
なによりもスープに合う。


チャーシューは花札大、5㎜厚のバラ肉が一枚。
しっかりした歯触り。

そんなに出ないだろう具材ながら、
変な匂いはなく、豚の味がきちんとする。


味玉の表面は白色ながら、
薄っすらと出汁は沁みている。

半分に割れば黄身はとろりと流れ出す茹で加減。


麺は特徴的。

中、やや細、平ストレートで
天地を返すとごわりとした感覚が箸を通して伝わる。

表面やや粗で芯には微かに粉っぽさ。
鹹水の味がし、中華料理で食べる拉麺のよう。

こんなところでお目にかかるとは。

量も200gほどはあり。


スープの量は少ないものの、
やはり変わっている。

透明度のある黄金色で、
一見塩ラーメンのよう。

ベースの出汁も、
さっぱりしながら懐かしい支那蕎麦のそれで、
罪悪感なく完飲してしまう。

後で喉が渇くことはない。

もっとも、汗だくにはなったけど(笑)。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


順序は逆になったけど、
今度は機会を見て蕎麦を食べに来よう。

周りの人の種モノは随分と美味しそうだった。