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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

横浜家系ラーメン 大輝家直系 麺屋 旭@蒲田 2024年10月19日(土)

ぼちぼち涼しくなって来たので、
夏の間は休止していた{家系}に行こうかと目論む。

なのに本日の東京地方の予想気温は
あろうことか季節外れの30℃越え。

まぁ、早い時間なら
それほどの高さにはならないだろうと、
足を向ける。

標題店は本年4月に『志田家』の跡地にオープン。
中はほぼ居抜きのよう。

看板にも書かれている通り『大輝家』の出のようで、
『大輝家』は『志田家』の出と、
謂わば孫が実家に戻ったイメージか(笑)。

それにしても{家系}の系譜、複雑過ぎ。


店内は厨房を囲むL字型十席のカウンター。

11:15の入店で先客は七。その後
食べ終わって出るまでの来客は一。


券売機は入り口右手。

食したのは、
ラーメン(大) 。
値段は1,000円。

この系統ではチャーシューは必須も、
タイプが読めるとの側面もあり。


お好み「麺硬め」だけを伝え
待つこと2分で供された一杯。

おお、やはり面影があるのね。


ホウレン草はたっぷり一掴み。
軟らかく茹っているが、
青っぽい味はする。


海苔三枚は黒々とし、磯の香り。


チャーシューは想定通り。
大人の手の大きさが一枚。

ロース肉で薫香あり。
増しても良いタイプ。

薄目ながらきめ細かく美味しい。


麺はやや細、少しだけ平、ストレート、緩くウェーブ。
一本は短めで表面は滑らかも、芯にはわしっとした食感。
指定通りの茹で加減。

{家系}にしては線が細めも、
入り口脇には「酒井製麺」の麺箱が積まれている。

量は200g弱ほどか。


スープの表面には鶏油が多めに張られ、
葱もぱらりと降られている。

濃い色味の豚骨醤油は
動物系の旨味が強靭。

カエシの鹹さはさほどでもなく、
出汁の濃厚さで食べさせるタイプ。

底の方には細かい粒子がたっぷり浮遊し、
後で唇がすべすべ、回りがぺたぺたになるほど。

塩分を気にしながら半分ほどを飲んでしまう。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


勢いのある系列の出だけあり、
薫陶宜しく美味しい一杯。

ただ客の入り具合は、本家の方に一日の長があるよう。