【府中街道】沿い。
最寄り駅は【川崎】も、
自分の足でも軽く20分は掛かる。
店内は厨房を囲むL字型九席のカウンター。
12:00の入店で先客は七。その後
食べ終わって出るまでの来客は一。
券売機は入り口右手。
食したのは、
支那そば 塩+支那そば大盛。
値段は900+100で1,000円。
壁には説明書きも貼られ、
待つこと14分で供された一杯。
淡い色のスープが印象的。
中央には葱、三つ葉、鳴門が一片。
その脇にはバラ海苔が一つまみ。磯の香りがする。
チャーシューは鶏が一枚、豚が二枚。
鶏は短冊大の低温調理。
しっとりしてはいるものの、筋が残っており
ごりごりと口当たりを悪くしている。
トランプ大のバラと花札大のロースは
何れも適度な味の染み。
肉自体も美味しい。
メンマは穂先で繊維が解れるものが一本。
麺は細、ストレート。
滑らかな麺肌でつるっとすすれば
しんなりした口当たりに
軟やわの茹で加減。
ここしばらくで食べた中では最軟。
これでデフォの仕様なのだろうか。
ロット六杯の調理だったが。
量は200gほど。
「菅野製麺」の謹製のよう。
スープは鶏ガラ+乾物魚介の清湯塩。
ややくすんだ色見ながら
香りは善し。
一口啜ると、鹹さは控えめで、
動物系と魚介系の出汁の味も端麗で日向のよう。
ごくごく飲んでも
罪悪感は皆無。
後で喉が渇くこともない、優しい味わい。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
店主のワンオペで所作はとことん丁寧。