店内は厨房に向いたストレート六席のカウンター。
四人掛けのテーブルが二、二人掛けが一。
12:00の着で店内には先客六。
そのまま入ろうとすると
「今、時間が掛かるので、外でお待ちください」との案内。
正直「?」ながら、待っていると
6分後には入店~着席。
その間、二人が後ろに着く。
外待ちを無視して、店内に入ろうとするオジサンが複数名。
その後、食べ終わって出るまでの来客は七も、
同じ声掛けは以降にはされていなかった。
オーダーは各所に置かれたメニューを見て直接。
お代は前払い。
食したのは、
チャーシューメン。
値段は1,000円。
「大盛り無料」と書かれているので、
迷わずお願いする。
そこから4分ほどの待ちで供された一杯。
何だか、郷愁を誘われる見た目。
チャーシューは子供の掌大のバラ巻きが五枚。
厚さも7㎜ほどはある。
甘辛い味が染み、
口中でとろんと蕩ける。
これは増して大正解。
メンマは量が多い。
こりこりの歯ざわり。
ホウレン草はしゃっきり感が微かに残る茹で加減。
青臭さもない。
麺は細、ストレートで
口当たり滑らか、しなやかな柳麺。
ぷつっと噛み切れ、芯にはコシ。
喉越しも心地好し。
量は200g強。
スープは鶏ベースの煮干し醤油。
透明感のある清湯。
鶏の味も軟らか、
煮干しもふうわりと薫る程度、
醤油も軽めで、お吸い物を感じさせる品の良さ。
柚子が香るのも、更にそう思わせる要素かも。
蓮華で葱を追いかけ、七割ほどを飲む。
それでも罪悪感は皆無。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
麺を茹でるのは大きな中華鍋。
そこから平笊での麺上げ~湯切り。
やっぱり、ラーメン店は
これが正しいよね、と思う。