RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

RAMEN百舌鳥(2)@赤坂 2023年4月11日(火)

まだまだ汁モノを食べようと思っていたわけだが、
こうも突然に気温が高くなると
さすがに冷たい麺が恋しくなる。

標題店はほぼ一年振り。

11:10の入店で先客は一。その後
食べ終わって出るまでの来客は四。


券売機は入り口左手。

食したのは、
塩つけ麺。
値段は1,000円。

ちょっと値上がりしたかな。

その上に
大盛り+150円は少々厳しい。


9分ほどの待ちで
麺とつけ汁が同時に供される。

つけ汁の黄金色も特徴的なのに、
麺の濃い色味も嘗て見たことがないほど。


つけ汁は乾物魚介がメインの塩。
鶏の旨味やらビネガーやらが混交し、
えもいわれぬ味。

塩味も強くなく、尖りもないので、
たっぷり葱を追いかけて、
麺を食べた後も相当量を飲んでしまう。


チャーシューは鶏と豚が各一で何れも低温調理。

鶏は花札大で厚みあり。しっとりしつつ
歯切れは良い。

豚は短冊大、薄めのロース。
柔らかいし、軽めの味も染み美味しい。


麺の上には刻んだスプラウト三つ葉

味変用の檸檬も添えられ、
これは中途で振り搾る。


麺の色味は濃く、更に焦げ茶の粒子が
高密度に入る全粒粉。

中、やや細、表面には凸凹を感じる。

軟らかめに茹り、もっちりな噛み応え。
しゃきんと冷水で締まり、喉越しは心地好い。

「菅野製麵」の麺箱が厨房内に積まれている。

量は200gに欠けるほど。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


つけ汁には洋風が香るし、
麺は軟めの蕎麦を手繰っている気になる。

何とも不思議な風情に満ちた一杯。