RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

赤坂sake処 あどん@溜池山王 2020年9月30日(水)

「赤坂山王プラザビル」と言えば、ラーメン屋なら『雷神』、
飲み屋なら『貴あじ』がテナントとして入っていたけど、
何れも今は廃業してしまった。

特に後者は美味しいしリーズナブルで使い勝手も良かったので
閉店を知った時にはかなり残念に思ったものだが。


で、標題店。以前は確か別の名前だったとの記憶も、
店名を変え、直近ではラーメンも供している様子。


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店内は厨房に向いたストレート五席のカウンター、
四人掛けのテーブルが三卓、
二人掛けが一卓と、おそらくランチ仕様のセッテイング。

12:10の入店で先客は一。その後
食べ終わって出るまでの来客も一。


オーダーは各所に置かれた写真入りのメニューを見ながら直接、
会計は食後に店奥のレジで。

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食したのは、
酒かすまぜそば
値段は1,200円。

1,000円以上のラーメンなら1,200円でセットにできるらしく、
今回の自分のオーダーはまんまその金額なので
アドオン無しでもセット化が可能。

ライスorミニサラダ+小鉢+烏龍茶とのことなので、
迷わずライスをお願いする。


先に烏龍茶と小鉢(ガリ)が出され、

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オーダーから11分ほどで、平ための器に入った一杯が供される。

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値段相応とも言えるけど、具材の盛り込みが凄い。


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蒸し鶏がたっぷり。厚みありしっとりした口当たり。

中央には玉子。卵黄は生、白身は火が通っている。
随分と手が込んでるなぁ。


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葱、刻み海苔、干し海老、何れもたっぷり。


底にタレが沈んでいるとのことなので、
先ずは撹拌に専念する。

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麺はやや太、厚みある平、ストレート。
茶色い粒子が散在する全粒粉。

ぐみぐみした噛み応えで、小麦麺を食べている充実感。

量は200g強あるんじゃないか。


タレは酒粕の味そのもの。他の調味料と混ぜ、ペースト化されてはいるが
独特の酸味とコク、軽い甘み、発酵し練れた旨味はまごうかたなき。

いや意外とイケるもんだね。正直びっくり。

中途、味変用にと出された山葵を入れれば当然の様に合う。

小鉢に入っているガリを入れても同様。

そりゃそうだ、元は米だものね。


麺を掬い終わった後はライスを投入。

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玄米ご飯だね。

これも、米に米だな、と
独りで腹の中で笑う。

当然、美味しいわけで。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


麺量も多いし、味付けもまったりなので、
食べ終わればお腹がずっしり重くなる。

値ははるけど、納得感のある一杯。