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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

名画と出合う-印象派から抽象絵画まで@ブリヂストン美術館 2009年3月29日(日)

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ブリヂストン美術館】は東京駅の八重洲口を出て真直ぐ、徒歩五分。
ビルの一回には同美術館関連のディスプレイが、そこかしこにされているので、
近くまでいけばすぐにわかるだろう。
ここに来るのは、もう7~8年振りか。

今回の展示は、所蔵作品の中からの名品展示、とのことなので、
選りすぐりの”常設展”といったところか。
なので、料金も通常。
割引券を利用して700円で入場。

順路に沿って進んでいくと、
{印象派} {20世紀美術} {抽象絵画} { 日本近代洋画}と、
ここニ百年くらいの大まかな美術の流れが、教科書に載っているような
名作を観ながら、俯瞰できるような構成になっている。

ピカソ』の〔腕を組んですわるサルタンバンク〕や
ゴッホ』の〔モンマルトルの風車〕等を観ると、
彼らのデッサン力の確かさがわかる。

『ラウル・デュフィ』の〔オーケストラ〕や〔ポワレの服を着たモデルたち、
1923年の競馬場〕といった明るく、カラフルで、楽しい作品にも接することができる。

『岡田三郎助』の〔婦人像〕。切手になった原画もある。

そして最近特に気に入っている『藤田』は〔猫のいる静物〕。
猫や鳥の毛並み、魚介類の硬質感の表現が素晴しい~油絵なのに。

金額的には大満足、というわけではないが、美術史を復習するには、
うってつけの企画。
ただ、{抽象絵画}の展示室は、毎度のごとく、人の滞留が少なかったけどね。