RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

東京都現代美術館 2010年1月3日(日)

年始に無料入場が可能な美術館は他にも有って、
【東京都現代美術館】は常設展が無料。


展示内容は、こんな感じ。
”『アメリカの絵画』1950s・1960s”
”クロニクル1945, 1951, 1957-戦後日本美術を見直す”
”特集展示 岡﨑乾二郎”

現代美術は好みが分かれるから、万人におススメはできないけど、

アメリカ系では、
『ロイ・リキテンスタイン』の〔ヘア・リボンの少女〕なんかはどうだろう。
星条旗の色である赤・青・白とブロンドの黄だけで
大胆に構成された{POP Art}の名作。
当時6億!で購入されたことも記憶に残る。
近寄って観れば、肌や唇・目は小さな点で表現されている。
ご丁寧に、唇のそれは星形。
これも、実物を傍で観るから判ること。

それ以外にも、『ウォホール』の〔マリリン・モンロー
これもシルクスクリーンの有名作。

『トム・ウェッセルマン』の〔浴槽コラージュ#2〕は
カーテンやらタオル、便座カバー・トイレットペーパーの実物が
画面に貼り付けられている。


日本美術では
『麻生三郎』の〔母子〕
『糸園和三郎』の〔老夫〕
何れも同系の色で(前者は暗色、後者は茶系)構成されながらも、
内包される感情や力が表出する素晴しいものだった。


更にエントラスの空間を利用して、
”井上雄彦 エントランス・スペース・プロジェクト”
井上雄彦』の墨絵による作品が展示され、一番大きいものは7.2m×6mで、
これは一見の価値有り。

パブリックスペースでは、
”大西麻貴+百田有希 夢の中の洞窟”

上記二つは、何れも無料。