席数149の【SCREEN2】の入りは
両手・両足の指の数ほど。
高齢の二人連れが多い。
両手・両足の指の数ほど。
高齢の二人連れが多い。

「○○○○人が三人集まると政党が六つできる」
などとジョクーの種にされている如く
(○○○○の箇所には国名が入りますが、
バリエーションがあるようなので伏字に)、
人の離合集散は世の常。
などとジョクーの種にされている如く
(○○○○の箇所には国名が入りますが、
バリエーションがあるようなので伏字に)、
人の離合集散は世の常。
さて、この映画の二組の夫婦はどうだろうか?
冒頭の公園のシーン。
一人の子供が棒を振り回し、
もう一人の子供の顔を疵付けたことが提示される。
一人の子供が棒を振り回し、
もう一人の子供の顔を疵付けたことが提示される。
変わって室内のシーン。
ニューヨ-クのアパートの一室。
加害者の子供の親と、
被害者の子供の親が話しあっている。
ニューヨ-クのアパートの一室。
加害者の子供の親と、
被害者の子供の親が話しあっている。
最初は穏やかな話し合いであったものが、
内容は次第に混迷し、あらぬ方向へ。
最後には、最早、当初の議題とは
かけ離れた内容でいがみあう。
内容は次第に混迷し、あらぬ方向へ。
最後には、最早、当初の議題とは
かけ離れた内容でいがみあう。
原作は戯曲。
物語は室内を(ほぼ)出ることなく展開する。
舞台上であれば平板な演出でも観られるだろうが、
『ポランスキー』は、複数箇所に置かれている鏡を使い、
人物を意図的に映りこませることで
奥行きを見せている。
物語は室内を(ほぼ)出ることなく展開する。
舞台上であれば平板な演出でも観られるだろうが、
『ポランスキー』は、複数箇所に置かれている鏡を使い、
人物を意図的に映りこませることで
奥行きを見せている。
四方八方に飛び散る会話が
また面白い。
登場人物の四人は各様の背景を持ち、
それをベースにした貶し合いが
観客の哄笑を生む。
また面白い。
登場人物の四人は各様の背景を持ち、
それをベースにした貶し合いが
観客の哄笑を生む。
『ジョディ・フォスター』『ケイト・ウィンスレット』
『クリストフ・ヴァルツ』『ジョン・C・ライリー』
四人の手練を揃えたことが大きい。
特に『ジョディ・フォスター』。
口角泡を飛ばし、時にキレ、
大声をあげる様は、痛々しいほどだが、
こちらの方は、更に笑いが増幅される。
『クリストフ・ヴァルツ』『ジョン・C・ライリー』
四人の手練を揃えたことが大きい。
特に『ジョディ・フォスター』。
口角泡を飛ばし、時にキレ、
大声をあげる様は、痛々しいほどだが、
こちらの方は、更に笑いが増幅される。
加えて、外見が職業に一致する絶妙の配役。
いやはや、素晴しい。
いやはや、素晴しい。
エンドタイトルでは再び公園のシーン。
頗る皮相な光景が展開されている。
親達の会談は何だったのだろうか?
頗る皮相な光景が展開されている。
親達の会談は何だったのだろうか?
個々人のステータースにより
本題が捻じ曲がってしまう寓意
とも取れるが、
此処では俳優達の至芸を楽しむのが上策だろう。
本題が捻じ曲がってしまう寓意
とも取れるが、
此処では俳優達の至芸を楽しむのが上策だろう。