席数89の【シアター8】は半分程度の入り。
以外なことに、中年のおじさんが居たりして
客層は幅広いのだが、矢張り、子供連れが圧倒的に多い。
以外なことに、中年のおじさんが居たりして
客層は幅広いのだが、矢張り、子供連れが圧倒的に多い。
しかし、この作品、見終わって思うのだが、
ホントに子供が観て、楽しめるのか?
ホントに子供が観て、楽しめるのか?
原作となった童話を、ほぼ忠実に映画化している様だ。
登場人物は全て猫の姿で描かれる。また、
父母や妹が居なくなる経緯も暗喩的で、
直接的な死の表現とはなっていない。
それはラストシーンまで徹底され、
全てが、ソフトで抑えられた表現。
父母や妹が居なくなる経緯も暗喩的で、
直接的な死の表現とはなっていない。
それはラストシーンまで徹底され、
全てが、ソフトで抑えられた表現。
意図されたものとは思うが、
逆に感情移入することができない主要因にもなっている。
逆に感情移入することができない主要因にもなっている。
一方、時として挟み込まれる幻想的なシーンは、
妙におどろおどろしい。
妙におどろおどろしい。
『ブドリ』の行動自体も唐突感があるし
各シークエンス間の繋ぎも悪く、
パッチワークの様な一作になっている。
各シークエンス間の繋ぎも悪く、
パッチワークの様な一作になっている。
観ていて、珍しく、飽きてしまった。
しかし、不思議なことに二時間近い尺をあまり長くは感じず、
それは、美しく不思議な背景の描写の妙に助けられている様だ。
それは、美しく不思議な背景の描写の妙に助けられている様だ。
何故この時期にこの作品なのか、と思うところはある。
彼の自己犠牲の精神は立派なのだが、
それは本作で伝わっただろうか。
彼の自己犠牲の精神は立派なのだが、
それは本作で伝わっただろうか。
途中で携帯を開いて見る、
前の席をぶらぶらさせた足で蹴る、
何れも開映前のシネアドで注意喚起されている行為だが、
それをやっている子供が散見され、
つくづく幼さの反応は正直だと思った。
前の席をぶらぶらさせた足で蹴る、
何れも開映前のシネアドで注意喚起されている行為だが、
それをやっている子供が散見され、
つくづく幼さの反応は正直だと思った。
要は、決定的に、面白くない
のだ。
のだ。