レイモン・サヴィニャック展＠ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2011年6月25日（土）

かなり楽しいポスター展。

遅咲きのポスター作家『レイモン・サヴィニャック』の作品が、
一階と地階をあわせて五十点ほど。

『ペリエ』『エールフランス』『ミュシュラン』といった
フランス企業、
『サントリー』『ＬＩＦＥ』といった日米の企業、
業種も様々で、何れもエスプリに富んだ作品が
会場内を埋め尽くしている。

同様のパターンで描かれた、『フェジェリコ』の
冷蔵庫と洗濯機のポスターは、
意図的に自らに制約を課した上で、
製品の特徴を一目で判る様に表現され
感心すること、しきり。

〔セーヌ左岸高速道路建設反対〕のポスターは、
車の渦に飲み込まれ、かしがっている「ノートルダム」が
お手上げをしている様に表現され、
哀しみや怒りの中にも、ユーモアのセンスが垣間見える。

あと、本展だけ、だろうか、
それとも、本展から、だろうか。
写真付きの詳細な目録が配布されていた。
もの凄く、嬉しい。