RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

♪しゃぼん玉飛んだ 170人のイラストレーターが描く日本の童謡・唱歌@クリエイションギャラリーG8 2009年8月29日(土)

新橋に出ると、【クリエイション】~【資生堂】~【ガーディアン】と回るのが、
倣いになってしまった。
なので、今日も、その順番で。

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【クリエイション】の催しものは、
こちら

170人のアーティストが”童謡”をテーマに、
30cm×30cmの平面に描いたイラストが、
歌詞・その歌への想いを書いたプレート共に展示されている。
しかも、一点35,000円均一(って、激安!)の即売会も兼ねている。

各人が、その歌を選択した理由を読むだけでも面白いのだが、
これと同様に、
異なるアーティストが、同じ童謡を選択し、並べて展示されることで、
画風や解釈の違いを比較できるのも楽しい。

和田誠』の〔待ちぼうけ〕、『宇野亜喜良』の〔かなりや〕、
及川正通』の〔花火〕といった作品は勿論、赤いピン。
それ以外にも『山口はるみ』の何とも可愛い〔靴がなる〕なんかも。

しかし、今回驚いたのは『七戸優』の〔赤い靴〕。
これはどうやら(本人の希望で)非買品らしいが、なんで出展したの?
という驚き。
何時もながらの暗い色調。木目の床板が張られた部屋。
手前には不自然に大きい赤い林檎。隅でしゃがみこんでいる、おかっぱ頭の少女。
お約束の(メイドさん様の)エプロンと、足元は赤い靴・・・・。
これ、いい。

そして『山本タカト』の〔とおりゃんせ〕。
かなり耽美な画風の、現代的な浮世絵を描く人のようだが、
今回の作品はモノクロの背景から、
これもモノクロで描かれた花を背負った少女の顔が浮き出している。
”とりゃんせ”の歌詞の通り、何とも妖しい雰囲気だ。

例によって無料の展示会。この企画はかなり嬉しいな。