RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

サマーウォーズ@109シネマズ川崎 2009年8月28日(金)

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前回果たせなかった宿題を、
ようやく済ませてきた。
【シアター1】はキャパ246の中くらいの大きさ。
約四割の入りを考えると、ホント↑何だったんだろう?


舞台は長野県の上田市
一度行ったことがあるが、本作では、かなり忠実に再現されている印象を受けた。

高校生の『小磯健二』は先輩の『篠原夏希』から夏休みのアルバイトを頼まれる。
『夏希』の田舎に同行する、というものだが、行ってみてビックリ!
実際は彼女の婚約者のフリをするというもだった(ここまでは、少女漫画にも
良くある展開)。

が、一夜明けると、思いもしなかった、(世界規模的な)大事件が勃発する。
そこから始まるのは、当にあまりにも荒唐無稽な(褒め言葉です。念のため)
ジェットコースターの様な乱高下に満ちたストーリー。


・アナログとデジタル
・日本の片田舎の一点と全世界
・家族の繋がりと仮想区間
物語はこういった対比で語られる。

24時間テレビの嚆矢である”日テレ”の製作だけあって、
途中(大勢の善意が)地球を救う的な展開になったときは、
アレアレと思ったが、最後はキチンと落とし、
良い意味での泣ける映画に仕上がっている。
「家族の絆が世界を救う感動作」といった表現はあたらない。

また、
ある事件が起きた後で、家族の各々が縁側に佇む情景が描かれる。
これは、主人公が「無駄に広い家」と呟いた家の広さを生かしたものなのだが、
今まで観た中で、一番美しい情感に富んだ”移動撮影”だった。

最初の展開からは、「何でアニメ」なの?と思ったが、
上の表現も含めて、成る程これは、アニメならでは成し得た快作である。