駅を背に【三ツ又交差点】の僅かに手前
左側。

店内はカウンターにテーブル、小上がりと
相当の収容数。
11:25の店頭着でイの一番。
が、その後は続々の来客が
途切れることは無い。


オーダーは各卓に置かれたメニューを見て直接。
会計は渡された伝票を持ち、食後に入り口脇のレジで。
食したのは
上ロースかつ定食(160g)。
値段は1,870円。
先に漬物が出され、
その後にご飯、味噌汁、カツと、
全て揃ったのは12分後。

左上に見えるのは、
ご飯と味噌汁の椀の蓋。
なるほど「割烹」との店名を思い起こす。

ご飯は茶碗に変換すると一膳ほど。
やや軟らかめの炊き加減も、
米は良いものを使っているよう。
軽い甘味もあり、美味しい。

味噌汁の具材は蜆。
砂抜きが完璧で小振りだが
出汁が良く出ている。
味噌と出汁の強さも中庸。

人参、大根、キャベツと
浅めの漬かり具合で口の中がすっきり。

カツの皿にはスパゲティのマヨネーズ和えが付く。
外でこれを食べるのは随分と久しぶりかと。

カツの衣は狐色。からっと揚がり、さくさく。
肉の縁に卵液が覗くタイプも、
衣がはらりと剥がれるのは残念。
肉の厚みは1.5㎝ほど。
中心部は最初ほのピンクで次第に火が通り白変。
筋切りは完璧。
赤身の味も良いが、身がぽろりと分離してしまう。
脂肪が少ない分、軽く食べられはするものの、
旨味も物足りない。

キャベツは軽く一盛り。
卓上に置かれている調味料は
ソースと醤油だけなので、
添えられている檸檬が随分と活躍する。
食べ終わって席を立とうとすると、
仲居さんが飛んできて、
「特」にはフルーツゼリーが付きます、と。
道理で伝票が来てないわけだ。

ゼリーと言うより寒天寄せな感じ。
これで口中は更にさっぱり。
評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。
内訳は各々☆3点満点で
肉質:☆☆★
下拵:☆☆★
揚げ:☆☆★
連れは「日替わり」を食べたのだが
《鮭のクリームコロッケ》が美味かった、
鮪の刺身も良かったと激賞。
肉よりも、魚介の方が良いのかしら。