十日前オープンの新店は、
先達のレポによると全てのメニューが熱い汁モノ。
この時期、自分には辛いんじゃね?と思いつつ、
今朝の予報よりは陽が照っておらず
さほど気温も上がってない体感。
ままよと足を運んでみる。
場所は【環八通り】を挟んで
『ぶたまろ』対面の小路に入る。
入り口の引き戸は、半分だけ開けられ、
入店すると店員さんから、手指の消毒を促される。
店内は二人掛けのテーブルが計十卓。
間隔も十分に取られ、向かい合う席の前には透明の仕切り板。
11:35の入店で先客は二。その後
食べ終わって出るまでの来客はゼロ。
オーダーは各所に置かれた写真入りのメニューを見ながら直接。
会計は食後に、店中ほどに在るレジで。
食したのは、
醤油ラーメン+大盛。
値段は900+100で1,000円。
5分ほどで四角い盆に割り箸・蓮華と共にセットされ
大振りな丼に入った一杯が供される。
おや、大盛りにしたせいか、見本写真とは
ちと違っているんじゃ?
手前には青葱。
チャーシューはトランプ大のバラとロースが各一枚。
適度な厚み、軟らかく味付けも上々。
特に前者は脂が美味い。
メンマの代わりに姫筍が二本。
味の沁み具合も上々、こりこりした歯応え。
青菜が一掴み。
しゃくしゃくして香りも良い。
チャーシューの端が一片。
なんだか得した気分。
麺は細、軽く捻じれ。
透明感がありしんなり。
するっと啜れ、かなり軟らかめの茹で加減。
ぷつっとした噛み応え。
そして無茶苦茶量が多い。
300g近くあるかと。
熱々ではかが行かないので、
後半少々だれてしまった。
スープは鶏主体の動物系に乾物魚介。
やや濁りの有る琥珀色。
香りは良く、出汁と醤油のバランスは取れつつ
力強さには欠ける。
じんわり染み広がる旨味乍ら、もうちょっと
濃い方が好きだなぁ。
それでも塩分が気にならないので
かなりを飲んでしまうのだが。
評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。
食べ終わるとやはり汗だくで(笑)。
具材の完成度は高いし、素材も良いのだろうけど、
麺とスープがややぼやっとした食後感。
《塩》だとまた印象が違うんだろうか。