昨年4月の新規オープン時には
「鶏煮干」だったのだが、
どのような経緯からか一年も経たぬ間に
「鶏そば」に看板を書き換え
十日ほど前にリニューアルオープン。
前の店の、味自体はさほど悪い印象は無く、
どちらかと言えばホスピタリティーに難が有ったとの記憶。
店内は厨房に向いた八席のカウンター。
11:45の入店で先客は二。
その後、食べ終わって出るまでの来客はゼロ。
ちょっと厳しい印象。
券売機は入り口右手。
食したのは、
醤油らぁ麺+替玉。
値段は820+100で920円。
食券を渡してからほんの2分ほどの待ちで
純白の丼に入った一杯が供される。
ややクセのある鶏出汁の良い香りが立ちあがる。
麺線は丁寧に整えられている。
チャーシューは豚と鶏。
豚は短冊大で薄めのバラ肉が一枚。
ベーコンさながらの薫香がする。
鶏はややの厚みがある低温調理が一枚。
しっとりしている。
その上には大きく切られた九条葱。
醤油スープにはやっぱりこれね。
メンマは穂先で随分と長め。
漂白したかのように白色で、ほぼほぼ無味。
しゃくしゃくと歯が通る。
麺は細、ストレート。
表面粗目で茶色の粒子が散在する全粒粉。
スープを良く絡め、ずるっと啜れば
ぱつ気味のさくさく食感。
量は100g強はある。
スープは鶏醤油だが、蘊蓄を読むと
鴨も入っているよう。
独特の香りはそのためだったのかな。
透明感のある清湯で、
深みと滋味がある醤油の味が特徴的。
鶏出汁の上にすっきり立ち上がる。
なかなか美味しいので、八割ほどを飲んでしまう。
頃合いを見て替玉を発注。
今度は直ぐに来た(笑)。
麺は同様も、量はちょっと少ないかしら。
乱角の鶏肉が入るのは嬉しいが、
切り置きっぽい臭いがする。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
色々と書き連ねられてはいるけれど、
類似の組み立てを供する店も多く、
はてさてホントに差別化になっているかな?
リニューアルは成功なのだろうか?とは思う。