
二つの展覧会が開催中。
後者は例によって陶器の作品なのだが、
特にユニークなのは前者。
特にユニークなのは前者。
場内に入れば、仄かに「お香」の匂い。
複数の展示台の上には、
古臭い形状のスイッチが、鈍い色を湛え、
「WIN」「YOGURT」等の意味を為さない金のプレートが添えられ
整然と並んでいる。
古臭い形状のスイッチが、鈍い色を湛え、
「WIN」「YOGURT」等の意味を為さない金のプレートが添えられ
整然と並んでいる。
素材が「お香」であるだけに、その表面はざらつき
更に幾つかのスイッチは、火を付けられた後だろう、
白い灰になっている。
更に幾つかのスイッチは、火を付けられた後だろう、
白い灰になっている。
同様の素材で作られているのは、
玩具のブロックであったり、
精巧に形成されたピストルであったり。
玩具のブロックであったり、
精巧に形成されたピストルであったり。
何れもが、最終的には火を灯され
灰となること運命付けられてはいる作品だが、
そのタイミングは作者に委ねられ、
一度燃え尽きれば、もう元の形質を有さない異なるモノに変容してしまう。
灰となること運命付けられてはいる作品だが、
そのタイミングは作者に委ねられ、
一度燃え尽きれば、もう元の形質を有さない異なるモノに変容してしまう。
しかし、我々は、
そのスイッチを入れるコトが許されれば、
迷わずに行為してしまうだろう。
そのスイッチを入れるコトが許されれば、
迷わずに行為してしまうだろう。