二つの展覧会が開催中で、
モチーフとなっているのは
アメリカの中西部あたりの鄙びた街の風景で、
教会が在ったり、学校とおぼしき建物が在ったりと
1950年代頃を想起するのだが、
一方で駅には蒸気機関車用の設備もあり、
作者の記憶が混交しながら、実際には無い
ユートピアを造り上げている感じなのだ。
アメリカの中西部あたりの鄙びた街の風景で、
教会が在ったり、学校とおぼしき建物が在ったりと
1950年代頃を想起するのだが、
一方で駅には蒸気機関車用の設備もあり、
作者の記憶が混交しながら、実際には無い
ユートピアを造り上げている感じなのだ。
加えて、一つ一つのミニチュアは
どうやら各々が一つの木隗から削り出されている感じで、
継ぎ接ぎしている痕跡が見当たらない。
これで、写真の様な造形をしてしまうのだから、
何という労力だろう。
どうやら各々が一つの木隗から削り出されている感じで、
継ぎ接ぎしている痕跡が見当たらない。
これで、写真の様な造形をしてしまうのだから、
何という労力だろう。
非常にざっくりとした切り出し方で、
鑿の跡もかなり荒々しく感じるのだが、
それがまた、場の情景にフィットしている心地好さ。
鑿の跡もかなり荒々しく感じるのだが、
それがまた、場の情景にフィットしている心地好さ。