封切り七日目。
席数の89の【シアター8】は、その小ささ故かほぼ満席。
船外で作業をしていた
『ライアン・ストーン(サンドラ・ブロック)』と
『マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)』
は宇宙ゴミの嵐を一旦やり過ごしたものの、
シャトルは大破。他のクルーも事故死し
宇宙空間に二人だけで取り残されてしまう。
『ライアン・ストーン(サンドラ・ブロック)』と
『マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)』
は宇宙ゴミの嵐を一旦やり過ごしたものの、
シャトルは大破。他のクルーも事故死し
宇宙空間に二人だけで取り残されてしまう。
果たして彼女等は、無事に地球に帰還することができるのか。
どうにもこうにも、「距離」を意識してしまう映画だ。
最後のシーンで、彼らが巨大鮫と戦っていたのが
岸から意外と近い地点だったことが、画面上に明かされ、
改めての驚きの一因となっていた。
岸から意外と近い地点だったことが、画面上に明かされ、
改めての驚きの一因となっていた。
翻って本作。いみじくもオープニングで語られる様に、
人間は宇宙空間では生きて行けない。
人間は宇宙空間では生きて行けない。
それが故に、小さい地球を体現した宇宙服を、
それより僅かに大きい宇宙船を常に起点として活動する。
それより僅かに大きい宇宙船を常に起点として活動する。
そこから遠く離れるにつれ、不安感や危険がいや増す。
此処ではその心理が上手く利用され、我々は
主人公と宇宙船の距離感に常にドキドキしながら
彼女を見守るようになる。
主人公と宇宙船の距離感に常にドキドキしながら
彼女を見守るようになる。
此処での危機は、実はかなりパターン化され単純。
しかし、それをシュチュエーション毎に
上手く変化させ応用する脚本は素晴らしい。
しかし、それをシュチュエーション毎に
上手く変化させ応用する脚本は素晴らしい。
また宇宙空間での動きの描写は、
一体、どうやって撮ったんだろう、
タイトル通りの「無重量」をまざまざと感じさせ、
他の宇宙モノと比較しても格段の上出来
(ただ、原題は〔重力〕、なんだけどね)。
一体、どうやって撮ったんだろう、
タイトル通りの「無重量」をまざまざと感じさせ、
他の宇宙モノと比較しても格段の上出来
(ただ、原題は〔重力〕、なんだけどね)。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆★。