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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

ラーメン 二郎 京急川崎店@川崎 2013年12月19日(木)

いや、いけないんだ、ホントは、こんな食生活をしてちゃ。
でも、東京地方は真冬並みの寒さで、雨もパラついている。

気が付くと、黄色い看板の前に引き寄せられてしまっていた。

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店内はL字型、十席のカウンター。
13:00の店頭着で、何と、空き席が三。

ある程度の行列を覚悟していたのだが、荒天のせいだろうか。
加えて、丁度、二回前のロットの客が、ごっそりと席を立ったばかり。

これ幸いと、店の右奥の券売機で食券を買い、
指定された席の前で渡し、給水機から水を注ぎ着席する。

しかし、残りの席も直ぐに埋まり、食べている後ろには待ちの客。
「外は寒いですから」と、店主は積極的に中に誘導する。


食したのは、小ブタ。
値段は800円。
麺量とブタの量の違いだけで押し通す、
それ以外のトッピングは全く無い、
ある意味、潔い一店。

五人分を一ロットで茹で上げ、丼にスープを注ぎ麺を入れ、
野菜とブタを乗せた時点でコールタイム。

この時はたまたま店主から向かって左側から
早く来た客で、自分は二番目。
「野菜マシ、で」とお願いする。


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野菜はもっこりと盛り上がっている。
キャベツは散見されるが主体はモヤシ。

なんだが大きな脂肪の塊も見え隠れするが、
これ、ひょっとして「ブタ」かな。
うわ~、食べ切れるかな、この脂。

例によって野菜を上から、少しづつスープに浸し平らげる。
ある程度、食べ進んだ時点で麺を引きずり出す。


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麺は中平、やや捻じれ。
200g強はあるだろうか。

それにしても、噂では聞いていたが、ホントに軟らかい。
コシとか強さとか言ったものは皆無で、非常にやわやわとしている。
しかし、引っ張っても切れることはなく、柳腰の弾力。

表面は滑らかなので、啜り心地は良好だし、
口の中で麺の旨味が一杯に広がる。

極めて異色だが、嫌いじゃあないな、これは。


スープの上面には、透明な厚い油の層。
中は濁った琥珀色。
醤油の味はキツ過ぎず、かなり穏やか、
幾らでも飲めてしまう。

でも、この麺にはあっているぞ。


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ブタを引っ張り出してみる。
大人の握り拳、1.5ぐらいの大きさの塊が4~5個に
切り分けられている。

持ち上げようとすると、はらはらと落ち、
少し振るだけで、脂肪まで剥がれ落ちて行く。

なんちゅ~、軟らかさじゃ。

それでも口の中に放り込めば、しっかりと豚の味。

脂肪も頑張って全部食し、
手がぬるぬるするのを厭わず、丼から直に
スープを八割方飲んだところで終了とする。

矢張り塩分の取り過ぎは・・・・(以下、略)。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。

帰り際にカウンターの上を見上げると、
「技量不足のため、かため は出来ません。」との貼り紙がある。
わははは。これはユニークだ。

麺もスープもブタも軟らかだが、
にこやかに一杯を作っている店主の
人柄が全てに現われている気がした。