RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

たいめいけん@日本橋:洋食

こんなものは食べているくせに、
本家本元には行ったことが無かった。

ランチタイムの大層な行列は仄聞しているので、
今回は夜、しかも、少々お高い2Fでの食事とおごってみた。

事前に予約の上、訪問する。
入り口脇の椅子で暫し待った後、
席へと案内される。

店内はそこそこの広さながら、
1F同様かなりの賑わい。

今宵食したのは、
《小皿料理》7,800円。

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テーブルには、予めこんな感じで、
マット/コースターがセッティングされ、
オーダー内容によって、シルバーや箸が追加される。
季節感を感じさせる絵柄だ。

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箸はこの様に、縦に置かれる。
面白い。

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先ずは、オリジナルビールをオーダー。
《月麦酒》と《雪麦酒》。
値段は720~770円。
アルコール度数は5°と高くは無い。
冷えたグラスに注ぐと、
思いの外、泡が立たない。
なので、ぐびぐび呑む感じではないなぁ。
《月》は香り強く、
《雪》は無濾過で、甘味強い。

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《一の膳》の全景。

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左下は《車海老の冷製》
小振りながら甘味が強い。洋食屋さんのケチャップの強い酸味がマッチする。
右下は《鮑の酒蒸し》
肝も添えられている。軟らかい。
右上は《空豆
味が濃い。皮ごと食べてしまう。
左上は《海老のフライ》
獅子唐のフライが上に乗っている。タルタルソースが美味い。

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右下は《鱸の薄切り》
中に山葵が忍ばせてある、酢橘を搾って頂く。
右上は《サーモンパパイヤ》
以外と合うぞ、これ。強いスモークの香りも由。

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左上は《蛍烏賊のマリネ》
ザク切りのトマトの酸味が程好い。
右上は《エスカルゴ》
大蒜の香りがぷんぷん、する。

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右上は《牡蠣の塩辛》
これが濃厚な味。


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《二の膳》の全景。

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左下は《チキンドリア》
ホワイトソースが激ウマ。
右下は《帆立貝ミラノ風》
身の締まった帆立だ。しかも大振り。
右上は《蟹ポテトサラダ》
蟹の旨味が取り込まれ、芋自体の茹で加減も上々。
左上は《牛タンシチュー》
舌が柔らか~い。ブラウンソースも芳ばしく、仄かな苦味が素晴しい。

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右下は《穴子と牛蒡》がミルフィーユ風に重なっている。
ソースもツメの様に甘い。軟らかい穴子
歯応えのある、強い牛蒡の味の取り合わせの妙。
右上は《和牛ローストビーフ
面積は大きくないが厚みがある。
軟らかい。丁度良い焼加減。

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左上は《本日のスープ》暖かいビシソワーズ。
丸く、揚げられたクルトンが浮かんでいる。
右上は《ソーセージ》の様に感じたのだが・・・・。
豚の旨味が舌に伝わる。

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右上は《蟹クリームコロッケ》
これが洋食屋さんの面目躍如。
熱々を頬張る。オーロラソースも合う。


残すはラーメンとデザートなのだが、
もう少々食べられそうだ。
そこで、追加オーダー。

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タンポポオムライス 伊丹十三風》2,700円。
映画〔タンポポ〕で紹介された「アレ」である。
玉子三個を使用すると言う、美しい方錐形。

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広げたところ。
玉子のムラが皆無。全面が美しい半熟。
ケチャップが強めのチキンライスと混ぜて頂く。
美味い。


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たいめいけん特製ラーメン》
緩やかにカールのあるストレート麺は少々軟らかめ。
スープはさっぱりしながらも、醤油の味が強い。
メンマはわざと不揃いにしているのかな。
チャーシューは、昔ながらの赤い縁取り。
インゲンは硬めの茹で加減。
潤びた海苔がちょこんと乗っている。

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横から見たところ。
蓮華もあわせて、かなり小振りな丼と判る。


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デザートは《オレンジ クレームブリュレ
冷た~い。
甘~い。
香り、良~い。
表面は、勿論パリパリだ。


ワインは《ムスカデ》白のボトル 4,000円。

酒の値付けは、全体的に高目。
料理も、1Fよりは高目。
でも、サーブはスムースでストレスを感じさせない。

お金を掛ける値打ちのある一軒。