十日ほど前に【新橋駅前ビル1号館1階】にオープンの新店。
その店名から、
ここを嚆矢とする{ちゃん系}とする人もいるようだけど、
ざっくりと括ってしまう姿勢ってホントに正しいのかしら。
食後感も随分と違うようだし。
店内は厨房を囲むL字型七席のカウンター。
席間はほぼなく、隣の人と肩が触れそう。
更に壁との隙間もかなり狭いので、
出入りには難渋、他のお客さんの協力が不可欠。
11:25の店頭着で満席。
が、中を覗くと、食べ終わりそうな人の姿も散見。
店外に置かれた券売機で食券購入、
まだ置かれている贈花の脇で待機する
その後、食べ終わって出るまでの来客は四。
食したのは、
もり中華。
値段950円。
4分後には入店。
更に11分ほど待って
麺とつけ汁がほぼ同時にカウンター越しに渡される。
つけ汁の器はこれだけで、一杯のラーメンとも見えるかも。
表面にはラードと思われる透明の油が厚めに張られている。
豚骨をベースに色味はないが鹹さも緩く広がる。
最初はややの物足りなさも、
次第に軟らかな旨味が麺にしっかり絡む。
底にはモヤシと玉葱が一掴み。
これがスープを吸って良い具合に変貌。
チャーシューは花札大のバラ肉が五枚ほどに
細かく刻まれたものもたっぷり。
随分と気前が良い。
甘辛い味付けで軟らか。
脂もしつこくなく美味しい。
色味の良いお麩も浮かんでいる。
メンマの量が多いのも嬉しい。
さくりと歯が通り発酵香もちゃんとする。
味玉半分の茹で加減は絶妙。
黄身も濃いおいしさながら、
味付けがかなりしょっぱい。
麺の上には大きく刻まれた海苔が一面に乗る。
中、平、軽く捻じれ。
芯迄綺麗に茹で上がり、やわもちの歯応え。
つるりと啜って、喉越しも心地好い。
量は300gほどあるか。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
先の店とは明らかに異なる方向性。
メニューの呼称や金額は一緒だけれども。