駅を出て左手に。
【第一京浜】を100mほど【鮫洲】方面に歩いた左手。
そしてここも、訪店するのは十数年ぶり。
店内は厨房を囲むコの字型二十席ほどのカウンター。
11:15の入店で先客は七。その後
食べ終わって出るまでの来客は二。
この強風下でも
入り口の引き戸は全て開け放たれ、
着席間隔も余裕で、今日も「三密」とは無縁の状態。
オーダーは壁に貼られたメニューを見ながら直接。
入り口右手の給水機でコップに水を注ぎ
着席すると同時に発注。
食したのは、
ラーメン+麺の中盛。
値段は750+100で850円。
併せて 麺硬め もお願いする。
会計は食後にカウンター越しに。
ほんの3分ほどで
淡い翡翠色の丼に入った一杯が
カウンター上に置かれる。
ホウレン草が入っていない珍しい{家系}。
そしてこの時点で最早、表面に被膜が張っている。
見るからに、ド濃厚。
チャーシューは子供の掌大、
3㎜厚のロース肉が一枚。
ほろほろと軟らか。
葱も申し訳なさそうに
数辺浮かんでいる。
海苔は8㎝四方が三枚。
厚めで香りも良い。
(写真がちょっと変)
麺はやや細、ストレート、軽くカール。
一本は短め、ずるっと啜れる。
表面は滑らかも
芯はぼきぼきの歯ざわり。
これぞ、硬めの仕上がり。
量は200gちょっとありそう。
スープは豚骨主体。
表面にはたっぷりの鶏油。
一口二口含めば、さほどの熱さはなく、
でもずっしり舌に響きお腹に溜まる濃厚さ。
こってり炊かれたスープに
強めのカエシでかなりしょっぱ重い。
中毒性がある旨さも、カラダのことを考え過半を残す。
それでも唇の回りがぺたぺたに。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
営業時間がやたら長いから、タイミングによって
スープの状態はかなり異なると思われ。
時節柄、客の入りが読めないだろうから、
発注や仕込みも(勿論、営業しているどの店も)大変なんだろう。