RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

博多 加藤商店@青山一丁目 2015年1月15日(木)

『麺場 花火』の跡に入った一店。

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店内は厨房に向いたストレートのカウンターが四席。
これは他の店にありがちなきゅうきゅうに椅子が詰められておらず
かなりの余裕をもって配されている。
二人掛けのテーブルが六卓。

11:30の入店で先客はゼロ、
その後食べ終わって出るまでの来客は四。

券売機は店の外の右側でタッチパネル式。


食したのは、
博多豚骨+半熟煮玉子+替玉。
値段は750+100+120で970円。

この時点で麺の硬さも指定する。
五段階の中から「カタメ」を選択。
食券には、こんな感じで印字される。

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と、もう一枚、何やら食券が舞い降りて来た。

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なんだろ?と確認すれば、次回使用可能な「半替玉券」
これは上手い商売方法と感心する。


食券を渡し、ものの三分もしない内に、
丼が目の前に置かれる。

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おお、最早、トンコツの良い香りがする。


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麺は極細ストレート。
素麺よりも更に細い。
エッジが立ち表面はやや粗め。
その分、スープの持ち上げは良好。

細さ故に、やや絡み易いのは難点だが、するるっと吸い込めば
ぷちんとした噛み応えもなかなかのもの。

量は100gちょっとだろうか。


スープの表面には厚い油の層。
そしてオブラートを被せた様な皺も寄っている。

一口啜れば、へえ、最近では珍しい、しっかりとしたトンコツ味。

そして豚の匂いがちゃんとする。勿論、不快ではなく
思わず鼻をひくつかせてしまう程度。

徒に滑らかさを求めるわけでなく、もう三十年近く前に
「長浜」で食べた一品を思い出した。


具材は、チャーシュー、木耳、たっぷりの葱。

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チャーシューは子供の掌大、厚みのある豚肉が二枚。
しっかり味も染み、これまた豚肉らしい旨味。
ただ、自分的にはちょっと脂が多いかも。


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トッピングの玉子は黄身がとろり流れ出す茹で加減。


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替玉を「カタメ」コールすれば、アッと言う間に供される。


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たっぷりの紅生姜を乗せて頂こうか。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。

味といい匂いといい、舌触りといい
懐かしい記憶に中に在る一品。

これでもうちょっと値段が安ければ
言うコトないんだけどねぇ。