看板に「割烹」とあったので、
ちょっと入店を躊躇ってしまった。
ちょっと入店を躊躇ってしまった。
入り口の格子戸から覗いた時に、
他の客が居なかったことも理由にはなる。
他の客が居なかったことも理由にはなる。
しかし、思い切って踏み込んでみると
思いの外料理は高くなく、支払いもそこそこに収まった。
思いの外料理は高くなく、支払いもそこそこに収まった。
《お通し》
いきなり素晴しい三品。
大根の酢の物。仄かな心地良い甘みがする。
聞けば桃がベースの酢だといいう。
へ~初めてだ、でもこれは爽やかだ。
聞けば桃がベースの酢だといいう。
へ~初めてだ、でもこれは爽やかだ。
《鯵なめろう》
たっぷりの量が供された。
味噌味がベースでついている。
味噌味がベースでついている。
脂ののった鯵が丁寧に叩かれ、
捌いたばかりなのだろう、
味が分離してたりといったことが
一切ない。
捌いたばかりなのだろう、
味が分離してたりといったことが
一切ない。
《こだわり玉子のだし巻き》
とんと置かれた瞬間にふるふると揺らいでいる。
甘さ抑え目。出汁多目。
甘さ抑え目。出汁多目。
でもこれだけ大きいと
それだけで嬉しくなるでしょ。
それだけで嬉しくなるでしょ。
《秋刀魚》
ちょっと早いだろうか。
今年は脂ののりも、まだ一つと聞いている。
今年は脂ののりも、まだ一つと聞いている。
しかし、しゅっとした焼き姿は美しいし、
身もしっかりと旨味が詰まっている。
身もしっかりと旨味が詰まっている。
《自家製長芋のコロッケ》
揚げたてが供される。
ほくほくし、半分に割れば湯気がほわっと
立ち上がる。
ほくほくし、半分に割れば湯気がほわっと
立ち上がる。
素材由来のややねっとりした口当たり。
半分は醤油で、もう半分はソースで。
美味い美味い。
美味い美味い。
《漬け物》~サービス
酒のアテにと出された一品。
胡瓜と各種根菜が入り、
一口食べれば、ピり辛!
胡瓜と各種根菜が入り、
一口食べれば、ピり辛!
でも食べる手が止まらなくなるほどで
白い飯が欲しくなった。
白い飯が欲しくなった。
《自家製さつま揚げ》
具の種類も豊富で口当たりはふわっつふわ。
揚げたての熱々は、思わず顔がほころんでしまう。
《うどの酢みそ和え》
独活多目、鮪少な目のオーダーで
こんなビジュアル。表面を炙られた鮪は
もっと食べたかったかも。
こんなビジュアル。表面を炙られた鮪は
もっと食べたかったかも。
酢味噌が甘すぎず尖りすぎず、
いい塩梅。
いい塩梅。
《黒大蒜》~サービス
面白いものを作ってるんですよ、なんだか判ります?
と皮付きのまま出され、剥いてみると中からは
黒い物体。
と皮付きのまま出され、剥いてみると中からは
黒い物体。
おお、発酵している。
大蒜臭はまるっきりなく、むにゅっとした歯応えに
仄かな甘み。
オマケにカラダにもいいんでしょコレ。
仄かな甘み。
オマケにカラダにもいいんでしょコレ。
《宮崎産のむらさき紅イモうどん》
蕎麦のような外観だが、れっきとした饂飩。
しかし、口当たりも蕎麦に近い。しゃきっとしている。
薬味も山葵だし。
しかし、口当たりも蕎麦に近い。しゃきっとしている。
薬味も山葵だし。
つるつるっと啜れば、喉越し爽やか、
そして仄かな甘み。
そして仄かな甘み。
通常の居酒屋からすると倍近い金額だけど、
一品一品に手が掛かっているので、納得感はある。
一品一品に手が掛かっているので、納得感はある。
評価は「ちょっと高い居酒屋」基準の☆五点満点で☆☆☆★。
店内の貼り紙を見ると、昼は定食で繁盛してそう。