RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

ディプント@浜松町:ワイン酒場

関東近辺だけでも、十五店も広げている、
ワインと料理が楽しめる繁盛店

【浜松町】店は【大門交差点】すぐ側の好立地。
しかも前を通る度に近隣のサラリーマンやOLで混雑しているのを見、
機会を伺っていたのよね。

念のため、前日の予約を入れる。

当日は18:30~呑み始めたたんだが、
20時前にはカウンターを除いてほぼ満席に。
しかも客層が若い若い。
自分達なんかは最高齢の部類じゃあないか。


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お通しとしてパンが出される。
フォカッチャタイプとバゲットタイプの二種。

前者は軟らかく良好なんだが、後者はかなりパサついた食感で
ちょいと残念。これはソースを拭うのにしか使えないなぁ。


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《生ハムとサラミのてんこ盛り ハーフ》

これで880円。店のスペシャリテの位置付けか。
確かに見た目嬉しい。

A4サイズの板の上に薄い油紙が敷かれ、その上に張り付くように
生ハムが盛られている。

ハムはしっかりと団栗の味がする。

口直しに添えられた冷凍葡萄には吃驚。
成る程、さっぱりする。こんな食べ方、あったんだねぇ。


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《生タコの塩麹カルパッチョ

蛸が随分と軟らかい。水蛸かと思った。
大振りに切られていても食べるのに難渋しないんだから。
塩分はさほど強くない。


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《マ・チ・コ》

マッシュルーム/チーズ/胡椒、なのね。
表面には、これでもか、と言う位、胡椒が振られている。

しかし、この食感はなんだろう、しっとりしている。
二つの素材を練り合わせると、こんな状態になるんだろうか。

ストウヴ鍋に入っている間は勿論だが、
外に出して暫く経っても、固まらないんだから・・・・。

優しい、心がほっとするような味に、
時として胡椒が激しくピリッとする。ユニークだ。


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《スフレのような、ふんわりオムレツ》

事前予想を完璧に裏切るビジュアル。
「ような」って、スフレそのものでしょ、これは。

スプーンを突き立てれば、熱い湯気が上がる。
中は確かにふわふわ。
ただ玉子の旨味よりも、その形状からして仕方無いのだろう
かなり塩分が強め。後で、喉渇きそう。って、あ、それも
酒を多く呑ませる戦略かな。


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《ワインに良く合う、ハーブ風味のソーセージ》

かなりの長さは単純に嬉しい。
しかし、ハーブの強さはさほどでもない。
純正に肉の旨味が伝わって来る。
穀類の様な、白い物体が入っているのも面白い。

付け合せのマッシュポテトも中々の旨さ。


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《枝豆のスモーク》

目の前にとんと置かれた瞬間から、かなりの薫香。
しかし、枝豆そのものは、そうでもない。
皮の中まで染み入って行くには時間がかかるんだろうね。

ただ指先には、しっかりとチップの香りが付いたけど・・・・。


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《雲丹クリームピッツァ》

直系は20cmくらいだろうか。
台の端には焦げ目も付き、しっかりと焼かれている。

そしてひと口齧れば、おお、ちゃんと雲丹の味がする。
それもクリームがプラスされ、濃厚さが増している。
これはイイかも。


最初は生ビールを、中途からワインに替える。

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《テッレ カサ-リ トレビア-ノ ダブルッツォ キュ-ザ グランデ》

市価は税別で1,330円くらいだから、
2,980円の値付けは暴利ではないけど、
「ワインの酒場」を名乗るんなら、
もうちょっと安価でもバチはあたらないかも。

ワイン自体は、「ビオ」のせいか、
辛口表示もややキレに欠ける。


これだけ呑み喰いして、
お代は一万円弱なので、まずまずの満足度。

サーブも滞らないよう、テーブルの上に溜らないよう
按配してくれるのは好印象。

評価は「バル」基準の☆五点満点で
☆☆☆★。