師走の声を聞き、めっきりと寒さを感じる。
2月までが寒さの底だが、この間に、日頃は行けてない
熱い汁モノの宿題店を順次回っておこうか。
2月までが寒さの底だが、この間に、日頃は行けてない
熱い汁モノの宿題店を順次回っておこうか。
手始めの標題店、本年8月のオープン。
当日は開店と同時、11:00の店頭着。
自分が突如店先に立ったものだから、
ゆっくりと支度をしていた店主さんが大わらわでフル稼働体制に入り、
どうぞ中に入ってお待ち下さいと。
自分が突如店先に立ったものだから、
ゆっくりと支度をしていた店主さんが大わらわでフル稼働体制に入り、
どうぞ中に入ってお待ち下さいと。
いやいや、そんなに急がなくても大丈夫ですよ。
店内は厨房に向いたストレート五席のカウンターに
窓際には二人掛けテーブルが二卓。
その後食べ終わって出るまでの来客はゼロ。
まぁ、まだ早い時間だからね。
窓際には二人掛けテーブルが二卓。
その後食べ終わって出るまでの来客はゼロ。
まぁ、まだ早い時間だからね。
(ちなみに、直前に前を通った『二郎』は七人の待ちで
思いの外並んでいなかった)
思いの外並んでいなかった)
券売機は入り口左手。
五分ほどで「お待たせしました」の声と共に
丼がカウンターの上に置かれる。
丼がカウンターの上に置かれる。
おほう。確かに、写真で見るホンモノのビジュアルに酷似している。
手前には黄金色、奥にはそそり立つ焦げ茶色。
玉子は、その後ろに隠れるようにトッピングされている。
手前には黄金色、奥にはそそり立つ焦げ茶色。
玉子は、その後ろに隠れるようにトッピングされている。
先ずはスープスープ、スープを飲まないと。
そのまま置いておくと角煮の汁が流れ出ちゃう。
そのまま置いておくと角煮の汁が流れ出ちゃう。
丼の縁に直接口を付け、一口二口。
思わず、ほうと、吐息が出る。
思わず、ほうと、吐息が出る。
あっさりしている。
豚骨をベースに魚介が添加されているようだが
何れも主張は強くない。
じんわりと染み入る優しく柔らかな味わい。
豚骨をベースに魚介が添加されているようだが
何れも主張は強くない。
じんわりと染み入る優しく柔らかな味わい。
それにしても、この透明度はどうだろう。
薄い黄金色が湯気の下に、その中に麺がたゆとうている。
薄い黄金色が湯気の下に、その中に麺がたゆとうている。
しかし次第に角煮の煮汁が溶け出し、甘みが加わり、
醤油の味も添加される。
醤油の味も添加される。
麺は細、縮れ。
表面は滑らかで啜り易く、するっと口の中に入って来る。
そして、ぷっつりとした噛み応え。
懐かしい、柳麺とか老麺という名称がぴったり来る。
表面は滑らかで啜り易く、するっと口の中に入って来る。
そして、ぷっつりとした噛み応え。
懐かしい、柳麺とか老麺という名称がぴったり来る。
量は200gの表示で、茹で前でそれくらいは十分にありそう。
『麻生製麺』の麺箱が詰まれている。
そしてウリの角煮は、畳んだ携帯ほどの大きさのものが二個。
甘辛く軟らかく煮込まれ、衒いも無くシンプルな味付け。
甘辛く軟らかく煮込まれ、衒いも無くシンプルな味付け。
その上には、斜め切りの葱と糸唐辛子。
トッピングの玉子も濃い色付き。
半分を口の中に入れた時に、一瞬マヨネーズのような味がしたが
どうだろうか。
黄身はとろりと流れ出す絶妙の茹で加減で
濃厚な旨味。
半分を口の中に入れた時に、一瞬マヨネーズのような味がしたが
どうだろうか。
黄身はとろりと流れ出す絶妙の茹で加減で
濃厚な旨味。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
これだけのものを800円以下で食べられるなんて、
ホント有り難い有り難い。
ホント有り難い有り難い。